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KDDI: ユビキタス・ソリューション・カンパニー

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ニュースリリース
2006年
携帯電話統合プラットフォームの構築について
〜EV-DO Rev.A対応の加速化〜

No. 2006-151

2006年7月19日

KDDIは、ソフトウェアの高度化・複雑化が進む携帯電話の開発における一層のコスト競争力の強化を目的とし、クアルコム社 (本社: 米国San Diego、CEO: Dr.Paul E. Jacobs) との業務提携により、携帯電話の基本ソフトウェアを一元的に開発し、携帯電話メーカー間での一層の共通化を図る統合プラットフォームを構築していくこととしました。

従来より、KDDIではau携帯電話の開発において、ブラウザ、メーラーを初めとするモバイルインターネットにおける基本アプリケーションについて、クアルコム社のMSM™チップセットとBREW®をベースにしたアプリケーションの共通化プラットフォーム「KDDI Common Platform」(KCP) において、各携帯電話間のソフトウェアの共通化を図ってきました。
今回新たに構築する統合プラットフォームでは、基本アプリケーションにとどまらず、OSやミドルウェアを含めた携帯電話におけるソフトウェアのほぼ全域までソフトウェア共通化の範囲を拡大し、統合プラットフォームとしてKDDIが携帯電話メーカーに提供することにより、携帯電話の開発における更なるコストダウン、開発期間の短縮を実現します。また、携帯電話メーカーは本プラットフォームを導入することにより、携帯電話の開発資源をデザイン、ユーザーインターフェース、実装デバイスといった個々の携帯電話の差別化につながる要素に注力できるようになります。

また本統合プラットフォームでは、クアルコム社が開発した高性能ワンチップLSIである「MSM7500™」を採用し、最新の無線通信方式である「EV-DO Rev.A」への対応を加速化するとともに、マルチメディア機能の一層の強化を図っています。

なお、本プラットフォームの構築においては、クアルコム社との提携に基づき、KDDIと三洋電機株式会社 (本社: 大阪府守口市 代表取締役社長: 井植 敏雅) および株式会社 東芝 (本社: 東京都港区 代表執行役社長: 西田 厚聰) が共同で開発を行い、KDDIが新規開発メーカーを含む携帯電話メーカーにプラットフォームを提供していきます。

CDMA 1xEV-DO Rev.A: auの「CDMA 1X WIN」携帯電話が対応する「1xEV-DO方式」をさらに改良・高速化した規格であり、下り速度 (基地局→携帯電話) 3.1Mbps、上り速度 (携帯電話→基地局) 1.8Mbpsのデータ通信が可能。
BREW®およびBREW®に関連する商標は、QUALCOMM社の商標または登録商標です。


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