NFC機能を搭載した携帯電話試作機の開発および非接触クレジット決済実験の実施について

No. 2008-241

2008年9月25日

KDDIは、1台の携帯電話に複数ブランドの非接触クレジット決済アプリケーションが搭載できることを実験により検証しました。

今回の実験では、KDDIが開発した、非接触ICカード方式の一つであるNFC (注1) 機能を搭載した携帯電話、および、各種サービス・アプリケーションを搭載できるUIMカード (au ICカード) を使用して、MasterCard® PayPass (注2) 等国際標準ISO/IEC14443タイプA/Bに準拠した国際クレジットブランドの仕様に基づく複数の非接触クレジット決済アプリケーションが、携帯電話上で正常に動作することを確認しました。さらに、UIMカード上にサービス・アプリケーションを搭載することにより、新しい携帯電話に機種変更した場合でも、UIMカードを差し替えるだけで、継続して同じサービスを利用できるようになります。

住民基本台帳カード、運転免許証、パスポート等、公的カードの分野においては、国際標準の非接触ICカード機能を搭載したICカードの発行が既に始まっています。
KDDIは、これら公的カードと携帯電話との連携の可能性を、今後、検討していきます。

なお、2008年9月30日 (火) から10月4日 (土) に開催される「CEATEC JAPAN 2008」(場所: 千葉県千葉市「幕張メッセ」) のKDDIブースにて、非接触クレジット決済デモをご紹介する予定です。

  • 注1) NFC (Near Field Communication) : ISO (国際標準化機構) で規定された国際標準の近接型無線通信方式で、タイプA、タイプB、FeliCa (注3) の通信方式に対応し、非接触ICカード機能やリーダ/ライタ機能、機器間通信機能などが利用できます。
  • 注2) MasterCard® PayPass: MasterCard Worldwideが展開している非接触決済方式。2008年第2四半期現在、日本を含む世界24カ国で3,700万枚以上のPayPassカードやデバイスが利用されています。
  • 注3) FeliCa: ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。また、ソニー株式会社の商標、または登録商標です。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページの先頭へ