1.場所 | SPAZIO HAYON Via Privata Giovanni Ventura 5 20134 Milano |
2.期間 | 2012年4月17日~2012年4月22日 |
Jaime Hayon / ハイメ・アジョン
1974年スペイン・マドリード生まれ。若干23歳にしてベネトングループのデザインセンター『ファブリカ』のヘッドデザイナーに任命される。2005年の独立後は自らを「アーティデザイナー」と称し、アートとデザインの領域を超えた活動を展開しています。
リヤドロ、バカラ、スワロフスキー、カンペール、フリッツハンセン、エスタブリッシュ&サンズ、moooi、ゴディバ、その他多数のブランドから精力的に作品を発表し、現代を代表するクリエイターとして注目を集めています。
エレガンスとテクノロジーの融合。アナログとデジタルの融合。
ハイメ・アジョンは相反する二つの要素を融合し、デザインに落とし込みました。テクノロジーの進化に伴いスマートフォンはPC、TV、ミュージックプレーヤー、スケジュール帳、その他たくさんの機能を持つアイテムになりました。忙しい毎日に便利な「道具」として消費するのではなく、美しいフォルムの時計の竜頭を巻き、旧式の機械のようなボタンを押す。そんな一瞬が忙しい毎日を少しだけ贅沢なものに変えていきます。
今回のコラボレーションで象徴的なものが、アナログ時計付きのデザインです。また、サイドには時計の竜頭を施しました。細部までこだわり、時計は手巻き式で竜頭を巻く仕様です。デザイン性と実用性を併せ持つ大きなホールはストラップホールとして利用できます。サイドには本体色に合わせたラバー素材を使用し、滑りにくくするなど、実用性に配慮しました。
(プロジェクト初期に検討した内容。相当数のスケッチを重ね、精度を上げていくスタイル)
(スペイン、バレンシアのアジョンスタジオでの打合せ風景。アイデアを次々とスケッチするスタイルでデザインを完成に近づける。)
〈参考〉
ミラノサローネ (Salone Internazionale del Mobile)
世界三大家具見本市のひとつとして開催され、インテリア・家具分野を中心に多くの企業やデザイナー、バイヤー、ジャーナリストらが参加するほか、近年では新しいデザインの傾向やトレンド発信の場としても注目を集めており、世界中からの多くの来場者を数える国際的イベント。