No.2012-222
KDDI株式会社
TeraRecon, Inc.
2012年8月2日
KDDI株式会社とTeraRecon, Inc. (本社: 米国カリフォルニア州、社長兼CEO: ロバート・テイラー、以下 テラリコン) は、2012年8月3日より、医療機関のお客さま向けに協業による クラウド型「リアルタイム3D医用画像ソリューション」の提供を開始します。
国内医療業界では初めて、クラウド上で3D医用画像のリアルタイムな処理、閲覧が可能となります。
本ソリューションは、テラリコンが提供する大規模配信型3D医用画像ソリューションを「KDDI クラウドプラットフォームサービス」上に構築し、高速かつセキュアなネットワーク経由でサーバに接続することで、病院内でのサーバ運用と同等のリアルタイムな処理が可能となります。
医療機関のお客さまは、初期投資を抑えたシステム導入が可能となるほか、セキュリティが確保された高品質なネットワークを利用して、PCやタブレット、スマートフォン等の様々なデバイスからも3D医用画像の処理や閲覧が可能となります。クラウドの活用により、システムの運用保守に関する作業といった、医療機関の作業負担も大幅に軽減できます。
本ソリューションの提供に先立ち、埼玉県の済生会川口総合病院さまのご協力のもと、2011年12月から2012年3月まで実用化に向けた実証実験を実施しました。約2,000枚の3D医用画像データをクラウド側に送信、解析を行った結果、病院内にサーバーシステムを設置した場合と同等の処理速度および操作性を実現しました。また、WiMAXを利用した閉域型リモートアクセスサービス「クローズド リモート ゲートウェイ」によるインターネットを経由しないセキュアなリモートアクセス環境でも画像の閲覧が可能となり、緊急時などに有用であるとの高い評価をいただきました。
詳細は別紙をご参照ください。
