No.2012-276
KDDI株式会社
沖縄セルラー電話株式会社
2012年10月17日
KDDI、沖縄セルラーは2012年11月1日より、次世代高速通信規格LTE (Long Term Evolution) と3Gネットワーク間を移動した場合でも、通信の途切れを最小限にする新技術「Optimized Handover」(オプティマイズド ハンドオーバー) を全国で導入します。
「4G LTE」(注1) は、提供当初から単にサービスエリアを広げるだけでなく、世界初 (注2) となるピコセル (小型基地局) の導入によるきめ細やかな電波環境作りや、待受時の電力消費を抑えながらも、音声通話の発信から着信までに要する時間を大幅に短縮する技術「eCSFB」(注3) の導入など、品質重視のネットワークを構築してきました。
さらに、LTEエリアと3Gエリアをシームレスにつなげ、どこにいても快適にデータ通信をご利用 いただくための新技術「Optimized Handover」を導入します。
「Optimized Handover」は、LTEシステムから3Gシステムへデータ通信をシームレスに切り替える ための新技術です。LTEサービスエリアに在圏中に3Gシステムでの通信開始に必要な処理をLTE側であらかじめ行うことで、3Gサービスエリアに移動した場合でも、通信の途切れを最小限に抑えて、データ通信を継続することが可能となります。
これにより、通信開始に必要な処理を3Gシステムへ切り替え後に行う従来の方式に比べて、大幅にデータ通信の断時間を短縮できます。
KDDI、沖縄セルラーは、今後も3M戦略の一層の推進を図り、「つながりやすさ」を追求した品質 重視のネットワークを提供していきます。