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KDDIの備え/
災害発生時の対応
1. KDDIの備え
KDDIはあらゆる状況を想定し、迅速に通信ネットワークを復旧できるよう備えています。
KDDIは、24時間365日お客さまの「命」「暮らし」「心」をつなげることを使命として、災害時にも通信をつなぐため、あらゆる状況を想定し、迅速に通信ネットワークを復旧できるように備えています。
体制
社内の体制:大規模自然災害事業継続計画(BCP)
大規模災害発生時の即時対応のため各種対策を定めています。
KDDIでは、設置基準を満たす自然災害が発生した際には、災害対策本部を立ち上げ、被災地の復旧支援・避難所支援活動を含む各種災害対応に全力で取り組んでいます。
パートナーとの連携体制
KDDIは災害に備えた各種取り組みを、省庁や自治体・企業と連携を図りながら実施しております。
令和6年能登半島地震では、本協定をベースに船上基地局の運用を行いました。
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緊急通報位置通知
携帯電話からの緊急通報(110番、118番、119番)の際、発信された場所に関する情報を自動的に通知します。- ※基地局情報のみを使用します。
- 救助機関への位置情報提供
ご利用者を早期に発見する必要がある場合、救助機関(警察、海上保安庁、消防など)からの要請に基づき位置情報を取得し、提供をいたします。
設備
災害の発生による通信ネットワークの障害を未然に防ぐため、過去の大災害を参考に、予想される災害の種類、規模などを十分に調査し、これに対する耐災害性を考慮して通信局舎および電気通信設備の耐災害性の強化を行っております。
基地局周辺に太陽光発電パネルを設置し発電することで、基地局から電波を発射する際の電力に活用します。災害などで商用電源の供給が滞った場合も、太陽光パネルで発電した電力を活用し、非常用電源の蓄電池を長持ちさせることで、通信が途絶えにくくなります。
災害発生時、電力の供給が途絶えると交換設備や無線基地局は機能することができないため、通信局舎では自家発電機を設置するとともに、各無線基地局においても予備蓄電池を設置して、送電線の切断や発電所の停止などの事態に備えています。
1台で約半径1kmのエリアをカバーすることができます。また2023年7月からは衛星通信「Starlink」をバックホール回線として利用することで高速・低遅延なau通信の提供を行います。
東日本大震災の経験から、陸路からのエリア復旧が困難な地域において海側から沿岸地域の通信を復旧するために導入されました。
北海道胆振東部地震では、日本で初めて船舶型基地局によるエリア復旧を行い、令和6年能登半島地震ではNTTドコモと共同で、陸路が絶たれ復旧が困難だった石川県輪島市の一部沿岸エリアの復旧を図りました。
災害発生時、浸水被害や寸断された道路など通常車両では立ち入ることができない場所での復旧作業を行うための設備で、国内通信事業者として初めて導入しました。冠水地域で高い機動力を発揮するだけでなく、復旧要員や可搬型基地局など機材の運搬を行うことが可能となり、迅速な通信の復旧が期待できます。
ヘリコプターに小型・軽量化した携帯電話の基地局を載せています。上空からの通信エリア構築を実証実験しています。
スマホの通信圏外の場所に取り残された人を捜索するため、スマホが発する電波をキャッチし、要救助者の居場所を推定することを可能にしています。
災害発生時、孤立地域へのドローン緊急物資搬送などを行っています。地域の実態に応じたドローンを活用し災害地域を支援していきます。
衛星通信「Starlink」を中継回線として利用しこれまで携帯電話の電波が届かなかった場所を含む日本全土にauのエリアを拡張することで、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現していきます。
2023年以降はStarlinkを搭載した車載型基地局と可搬型基地局を全国に順次導入しています。小型・軽量化していることで災害現場への持ち運びや設置が容易となり、設置時間を短縮し災害時の迅速なエリア復旧に貢献しています。
KDDIは東京と大阪の2拠点で、DX化を強化し運用自動化機能を活用したサービス監視を導入しています。
どちらかの拠点での運用が困難となった場合にも、通常時と同等の運用業務が行え、安定した通信を提供します。
<多ルート化・迂回>
安定した通信を確保するため通信設備の収容分散に加え、通信線路の多ルート化(陸上光ファイバーなど)を図り万一トラブルが発生した際には、迂回措置を実施して通信の救済を行っております。
<自動化>
障害時には自動切換で通信網を救済するネットワークを構成しています
訓練
KDDIは、災害被害の激甚化に対応するため、毎年災害対策にかかわる社員を参集する全社訓練を実施しています。
また定期的に行政機関・自治体などの関係機関と連携した大規模な訓練を実施し、実際に大規模災害が発生した際にも迅速な対策ができるよう努めています。
災害対策本部訓練の様子
現地での実働訓練の様子
2. 災害発生時の対応
KDDIは迅速な通信ネットワークの復旧活動に取り組みます。
通信ネットワークの早期復旧
害
発
生
急
復
旧
報
被災地・避難所への支援
災害救助法適用地域への支援
- 通信料金などの支援措置
- 受付手続の緩和
- PC・スマートフォンなどのデータ復旧サービスの支援措置
- 電気料金などの支援措置
- 携帯電話の貸し出し
被災地域・避難所への支援
- 充電器などの貸し出し
- Starlink配備
- 支援物資の提供