国内通信市場とKDDI

移動通信市場の動向

2014年3月末の日本の携帯電話累計契約数は、前年同期比5.9%増の1億,4,401万契約となりました。前期と同様、主にスマートフォン契約数が大幅に増加し、2014年3月末におけるスマートフォン普及率は50%を超えています。
日本のモバイル通信市場においては、高速データ通信が可能なLTEネットークの整備が進み、多様なサービスを端末や場所に左右されず利用できる環境が整いつつあります。今後は、スマートフォンに加えてタブレット型端末やモバイルWi-Fiルータの利用も増加することにより、市場はひきつづき拡大する見込みです。

2014年3月末のau携帯電話累計契約数は、前年同期比7.5%増の4,052万契約となり、モバイル3社間におけるシェアは29.0%となりました。

固定通信市場の動向

全国総世帯数に占めるFTTH世帯カバー率は9割超、CATVのホームパス (注3) も7割超に達しており、日本の高速ブロードバンド利用環境はほぼ完備されています。2014年3月末の固定ブロードバンドサービス契約数は、前年同期比1.6%増の3,585万契約となりました。固定ブロードバンドサービスの普及率がすでに7割に達し、市場拡大が緩やかに推移する中、インターネット・電話・映像のトリプルプレー推進による収益拡大に向けた取り組みが図られています。

  • 注3)
    ケーブルテレビの施設設置許可地域内で、伝送路の敷設が完了しているエリア内の世帯数
  • 注4)
    出所: 総務省 (2013年3月末現在)
  • 注5)
    出所: NTTデータブックNTT東日本 (2013年9月発行)。2014年3月末の東日本電信電話株式会社 (NTT東日本) のFTTH世帯カバー率は概ね94%、西日本電信電話株式会社 (NTT西日本) は概ね92%
  • 注6)
    出所: 総務省 (2013年9月末現在)
  • 注7)
    出所: 放送ジャーナル2013年12月号 (2013年9月末現在)

2014年3月末のFTTH契約数は、前年同期比12.8%増の324万契約となり、市場シェアは12.3%となりました。また、ケーブルテレビにおいては、500万世帯 (前期比376万増) となりました。市場シェアは52.6%となり、業界シェアNo.1となりました。

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