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【新たな成長軸の確立に向けて】グローバル事業の積極展開

2016年8月現在

2.【新たな成長軸の確立に向けて】グローバル事業の積極展開

国内通信市場の長期的な課題である少子高齢化・人口減少による市場縮小リスクを見据え、もうひとつの新たな成長軸の確立に向け、グローバル事業を積極展開していきます。主にモバイルを軸とした「グローバルコンシューマ事業」と、法人市場をターゲットとした「グローバルICT事業」を中心に、グローバル事業基盤の拡大を目指します。

グローバルコンシューマ事業

全世界における携帯電話の普及率は、2000年時点においては12.1%でしたが、2013年時点では94.4%に達しています。一方、SIMカードの複数所有を考慮した場合、人口普及率としては2013年時点で未だ約48%にとどまっており、2020年までには15億人の新たなモバイルユーザーが生まれると言われています。(注1)

当社では、グローバル事業の成長軸として、モバイルを中心とした海外通信事業を推進しています。

  • 注1)
    出典: 総務省 平成27年版 情報通信白書

ミャンマー通信事業において、さらなるネットワーク品質および信頼性向上などを推進中

当社連結子会社であるKSGMがMPTと共同で運営しているミャンマー通信事業において、携帯電話基地局の増設や運用体制の強化、エリア拡大などのネットワーク品質向上を行い、現在すべての州のエリアをカバーし、人口カバー率96%を実現しています。(2016年3月末時点)

今後は、さらなるエリア拡大、通信品質の向上、お客さまサポート体制の強化、ならびに旺盛なデータ需要にあわせたご利用いただきやすいサービスの拡充などを図っていきます。

モンゴル通信事業において4G LTEを開始

2016年3月、当社は、モンゴル国内携帯電話契約者シェアNo.1のモビコムの株式を追加取得し、同社を連結子会社としました。モビコムは、お客さまからご好評いただいている「安心」「信頼感」などのブランド価値および高品質のサービスを強みとしており、2016年5月には、4G LTEサービスおよび高速インターネット環境を利用した映像サービス「MobiPlay」を開始しました。引き続き、4G LTE対象エリアの拡大など、モンゴルの通信社会の発展に貢献していきます。

今後も、国内外で培った品質と信頼性を強みとする当社の技術・ノウハウを活かし、人口が多く経済社会が急速に発展している新興国や、3Gから4Gへのビジネスモデル革新に対する需要が顕在化するエリアなどを中心に、当社のリソースを投入し、参入国の国民の皆さまの生活の質的向上と経済発展に貢献していきます。

グローバルICT事業

当社は、「TELEHOUSE」ブランドとして、世界13の国と地域・24都市・48拠点でデータセンターを展開しています。1980年代に米国で開業したTELEHOUSEの総床面積は、2016年3月末時点で447,000m2となっています。英国ではTELEHOUSE LONDONの拡張を進めており、最新の環境技術を活用したグリーンデータセンター「Docklands North Two」(23,000m2) が2016年夏開業予定です。

クラウドファースト時代の昨今、高い電力需要への対応と環境への配慮という、相反する課題に応えつつ、同時にキャリア・ISP・クラウド事業者などへの接続をご提供することが、お客さまのデータセンター選定において最重要項目のひとつになっています。当社は、お客さまの主要ハブ地域において、第一にお選びいただける、接続性の高さを生かしたプレミアムデータセンター事業者として、引き続き事業規模の拡大を図っていきます。

TELEHOUSEのあゆみ

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