セグメント別活動報告: グローバルセグメント
新興国における通信事業の推進
ミャンマー通信事業においては、携帯電話基地局の増設や運用体制の増強、お客さま動線を踏まえたエリア展開などのネットワーク品質向上に加え、地方拠点も含めたブランドショップの拡大やコールセンターのシステム化、コンテンツポータルサイトの開設など、お客さま接点の強化に取り組んできました。
この結果、2016年3月末の携帯電話契約者数は、2014年7月の共同事業契約締結時の3倍を超える1,900万契約を突破し、計画を上回る水準で推移しました。
また、モンゴルにおいて国内携帯電話契約者シェアNo.1の総合通信事業者のモビコムを、2016年3月に連結子会社化しました。
【事業を通じた社会課題の解決】モンゴルでの取り組み
モンゴルではファイバーネットワークの構築が進められており、基幹網の33,000kmについては敷設が完了しています。しかし、基幹網の接続ポイントから離れている集落では広帯域インターネットが実現しておらず、さらに30以上の集落ではインターネット接続自体が困難な状況です。
2015年、KDDI財団はモンゴル国郵政情報通信庁と協力し、国境沿いの3集落を対象に、衛星による広帯域インターネット接続をパイロット導入しました。ネットワーク構築後は、集落にある役所・病院・学校と中央の関係機関との情報共有が飛躍的に早くなったことから、集落の生活維持向上の一助になっており、今後の拡充・展開も検討されています。