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KDDIのCSR重要課題: 安心・安全な情報通信社会の実現
- 重要課題
安心・安全な情報通信社会の実現
社会課題の認識 | KDDIのリスクと機会 | |
---|---|---|
リスク | 機会 | |
スマートフォンや携帯電話などICTの急速な普及に伴い、社会の利便性が高まる一方、それらを通じて子どもたちがトラブルに巻き込まれたり、高齢者のデジタルデバイド (情報格差) が拡大するなど、課題が存続しています。KDDIは、あらゆるお客さまが安心・安全に、快適に当社のサービス・製品をご利用いただける環境を整え、お客さまにお選びいただける企業を目指します。 | KDDIの商品・サービスを通じ、お客さまが犯罪やトラブルに巻き込まれること | 社会的弱者でも安心・安全、快適に使える端末やサービスを提供すること |
「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」の実施
KDDI、沖縄セルラー電話、KDDIグループ共済会は、子どもたちがスマートフォンや携帯電話を安心・安全に利用するために必要なルールやマナーを理解し、自らの判断でトラブルに対処する能力を身に付けるために、「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」を2006年3月期から全国で実施しています。
青少年向け講座は小学生、中学生、高校生、保護者・教職員の方々が対象で、2017年3月期は計3,806回実施し、約68万名の方にご参加いただきました。
講座が受講者に与える影響については、2016年3月期に実施した産官学連携講座において、講座実施前後のアンケートで測定しており、受講後は全7項目でトラブル回避傾向に改善が見られています。また、講座内容をまとめた貸し出し用DVD教材は公益財団法人消費者教育支援センター主催の「消費者教育教材資料表彰2017」で優秀賞を受賞しています。
講座プログラムは毎年見直しており、動画による説明や題材の更新など、今後も子どもたちの意識をさらに喚起する教材の導入に努めます。
また、シニア向け講座では、概ね70歳以下のシニアで、スマートフォンをまだ持っていない方や持っていても使い方がよく分からない方へ「シニア向けスマートフォンコース」「シニア向けタブレットコース」の講座を実施しています。
KDDI社員が講師として地域の施設を訪問。受講者は、講師の操作を投影した画面を見ながら、1人1台ずつ貸し出されるauのスマートフォンやタブレットを使って基本的な操作や、メール、インターネットの使い方などを体験します。
2017年3月期は、災害時のスマートフォンの有効活用についてもあわせて学ぶ「防災対策を学ぶコース」を新設しました。防災対策に役立つアプリや、災害用伝言板サービスなどによる緊急時の安否確認や連絡手段についても学びます。
スマートフォン、タブレットなどを活用することで、シニアの方々が安心・安全で暮らしをもっと便利に快適に過ごせるよう、今後もプログラムの改良に取り組んでいきます。
アクセシビリティの向上
生活のあらゆるシーンにおいてICTが活用される中、すべての人がICTのメリットを享受できる社会をつくる「デジタルインクルージョン」という考え方が注目されています。KDDIは、「お客さま体験価値向上」の取り組みの中で、すべてのお客さまに今までよりも、もっとコミュニケーションの喜びを感じていただける製品・サービスの提供が重要だと考えています。
世界中の大人や子ども、高齢者、障がいのある方も、多くの人ができるだけ格差なく、さまざまな製品・サービスを享受できる、ICTアクセシビリティの高い社会にしていくために、徹底したお客さま目線で製品やサービスを提供しています。
製品を通じた取り組み
製品 | 対象 | 特徴 |
---|---|---|
miraie f (ミライエ フォルテ) |
子ども | ネットの危険や使いすぎを防止する機能を搭載したジュニア向けスマートフォン。防犯ブザー、居場所確認機能を搭載 |
BASIO2 | シニア | 電話やメール、カメラの「使いやすさ」を追求。文字入力のヒントを画面に表示する「文字入力アシスト機能」を搭載 |
かんたんケータイ KYF32 |
シニア | 高音質通話機能、シンプルなメニュー画面、大きいキーで、使いやすさを追求 |
簡単ケータイ K012 | 視覚障がい者 | 操作方法やメールの内容などを声で知らせる「音声読み上げ機能」や、電話帳の呼び出しやアプリの起動などを声で操作できる「音声認識機能」を搭載 |