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KDDIのサステナビリティ重要課題: エネルギー効率の向上と資源循環の達成
- 重要課題
エネルギー効率の向上と資源循環の達成
社会課題の認識 | KDDIのリスクと機会 | |
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リスク | 機会 | |
地球の気温上昇を産業革命以前と比較して2℃未満に抑え、さらに1.5℃未満に抑える努力を世界共通の目標とした「パリ協定」が2015年に採択され、企業活動においても、地球温暖化対策の一環として、温室効果ガス排出削減の目標値設定や温暖化に関する対応が世界的に求められています。 | 各国・地域の規制や政策における、省エネルギー基準、炭素税や排出量取引など、企業の事業活動そのものに与える影響 | 環境に配慮した基地局の建設や、ICTを活用した省エネや社会の環境負荷低減につながるサービスを各国・地域で提供することによる事業成長 |
KDDIの環境保全
KDDIは、「KDDIフィロソフィ」および「KDDI行動指針」に基づき「KDDI環境憲章」を制定しています。また同憲章は、上位概念である「基本理念」と具体的な取り組みを方向づけるための「行動指針」の2層構成としています。
また生物多様性については、「KDDI生物多様性保全の行動指針」を策定し、生物多様性保全への貢献を多角的に捉え、さまざまな機会を接点に活動を推進しています。
さらに2018年3月期以降は、環境保全計画「KDDIGREEN PLAN 2017-2030」を策定し、ICTサービスを通じて「地球温暖化対策」「循環型社会の形成」「生物多様性保全」に取り組んでいます。
ハイライト TELEHOUSEにおけるエネルギー効率の向上
KDDIグループは、世界12地域、23都市、47拠点で「TELEHOUSE」ブランドのデータセンター事業を展開、約30年の提供実績を誇り、そのノウハウを活かしたサービスをお客さまにご利用いただいてきました。
TELEHOUSEは、最新の省エネルギー設備を導入し、消費電力の削減、低PUE (注1) の実現を通じて、大幅なCO2削減を実現しています。
KDDIグループの欧州現地法人TELEHOUSE EUROPEは、総床面積約73,000m2を有する英国最大級のデータセンター「TELEHOUSE LONDON Docklands」に4棟目となるデータセンター「North Two」を2016年11月に開業しました。North Twoは都市型多層階データセンターとしては世界で初めて (注2)「間接外気空調システム」を導入し、PUE1.16 (設計値) という最高レベルのエネルギー効率を実現しています。
これにより、2017年6月、TELEHOUSE EUROPEはデータセンター関連技術やサービスで革新的な功績を残した企業を表彰する「2017 Data Centre Solution Awards」において、データセンターにおけるエネルギー効率性を評価する「Data Centre Energy Efficiency Project of the Year」を受賞しました。