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KDDIのサステナビリティ重要課題: 多様な人財の育成と働きがいのある労働環境の実現

重要課題
多様な人財の育成と働きがいのある労働環境の実現
社会課題の認識 KDDIのリスクと機会
リスク 機会
日本の労働生産性は、主要先進7ヵ国の中で最下位とされており、また日本の実質GDP成長率を維持するには、生産性の伸びを3倍にする必要があるといわれています。こうした状況を受け、日本政府は、「一億総活躍社会の実現」を掲げ、多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するための「働き方改革」に取り組んでいます。同改革の実現には、「正規・非正規の不合理や処遇の差」「長時間労働」「単線型の日本のキャリアパス」を変えていくことが課題としてあがっています。 少子化、高齢化による生産年齢人口の減少における優秀な人財の確保・新たな事業領域である「通信とライフデザインの融合」に向けた多様な価値観を持つ人財の確保・育成 多様な価値観を持つ人財によるイノベーション
すべての従業員の健康管理・増進への取り組みによる継続的な生産性の向上や離職率の低下、企業ブランド価値の向上など

中期目標達成に向けた社員力の向上

KDDIは、中期目標 (2017年3月期~2019年3月期) での「ライフデザイン企業への変革」の実現に向け、4つの骨子を設けました。そのひとつ「社員力の向上 (多様な人財の活用)」において、女性リーダーの育成をKPI化し、経営戦略のひとつにしています。
2017年3月期からは、労働生産性の向上などを目的に「働き方変革推進委員会」を発足し、各事業の責任者である本部長を構成委員とした全社横断プロジェクトを実施しています。2018年3月期は、複数の部門横断ワーキンググループを立ち上げ、生産性向上に向けた取り組みを強化しました。
また、従業員の「健康」を重要な経営課題と捉え、2018年4月「KDDIグループ健康経営宣言」を発出し、活力ある企業の実現に取り組んでいます。

中期目標達成に向けた4つの骨子

社員力の向上 タレントマネジメントの導入
戦略的強化部門への要員シフト
グローバル人財の育成
多様な人財の活用

ハイライト 女性の活躍推進―「なでしこ銘柄」に6年連続で選定

KDDIは、「KDDIフィロソフィ」に基づき、経営課題としてダイバーシティの推進に取り組んでいます。
ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントを推進することは、国際社会の課題解決や企業の持続的な発展につながります。
KDDIは、会社の意思決定に女性が参画することが企業力強化につながると考え、女性リーダーの育成に注力しており、2021年3月期末までに組織のリーダー職で人事評価権限を持つ「ライン長」に女性を200名登用することを掲げ、経営層が出席する会議にて半年ごとに進捗状況を報告しています。また、女性リーダー育成の基盤となる女性管理職育成の拡充にも努めています。
また、女性が出産・育児などのライフイベントを迎えてもキャリア意識をもって活躍し続けられるよう、「女性リーダーの育成」「管理職の意識啓発・行動変革」「労働環境の整備」を中心に、多様な人財が能力を生かし、高いパフォーマンスを発揮するための環境整備、風土醸成を図っています。
このような取り組みが評価され、KDDIは、2018年3月に、積極的に女性活躍推進に取り組む上場企業を選定する「なでしこ銘柄」に2012年度の選定以来、6年連続で選定されました。

女性リーダーの登用状況 (2018年4月1日現在)

女性管理職数 301名
女性ライン長数 118名
女性役員数 (理事) 1名
女性役員数 (社外取締役) 1名

NADESHIKO BRAND 2018

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