事業説明会

カナダ(トロント)におけるデータセンター事業の説明会

開催日 2024年3月25日
開催場所 カナダデータセンター(トロント)
見学会の内容 データセンター設備見学、説明、質疑応答
参加者 投資家様、アナリスト様
登壇者
  • KDDI Canada, Inc.
    President & CEO 足立 智
    EVP & COO 久保 篤
    設備部門 Doug Special Advisor, Mark Director

データセンター事業の説明

KDDIグループでは、コンテンツプロバイダやクラウド事業者、通信事業者などのお客さま同士が相互接続しやすい高品質なコネクティビティデータセンター(以下、コネクティビティDC)を中心に、グローバルでデータセンター事業を展開しております。
2023年6月に「KDDI Canada, Inc.」を設立、カナダでデータセンター事業を運営するAllied Properties REITからデータセンター事業を譲り受け、2023年9月より当社による運用を開始しました。カナダのコネクティビティNo.1のデータセンター事業の取込みにより、欧州、アジアに北米を加えた3極で事業の拡大を目指します。

<カナダデータセンター>

<151 Front Street West>

<250 Front Street West>

<905 King Street West>

(参考)

新規ウィンドウが開きますカナダにおける子会社の設立について
新規ウィンドウが開きますNotice Regarding the Establishment of a New Subsidiary in Canada

設備の見学

トロントのデータセンター3棟のなかの1つで、カナダで最も多い相互接続数を誇る「151 Front Street West」を拠点責任者である足立CEO、久保COO、設備部門長のDoug Special Advisor, Mark Directorの解説を聞きながら見学いただきました。カナダでの初めての電報が疎通した歴史的な場所であること、Enwave社とのパートナーシップにより、低温のオンタリオ湖水を利用した自然冷却を優先的に利用し、空調設備(チラーなど)をバックアップとすることで通常運転時の電力消費を大幅に節減することが可能な環境配慮の空調設備をご覧いただきました。

<黄色のケーブルの束がコネクティビティ(接続)>

<コネクティビティ設置スペース>

<冷却装置>

主な質疑応答

  • Q北米にはコネクティビティデータセンターはどのくらいあるのか。
    A

    正確なデータはないが、60以上の相互接続があるデータセンターがコネクティビティデータセンターとされ、ロサンゼルス、サンフランシスコなどで運営されている。その中でも、当社のデータセンターは、すでにカナダ3大キャリアをはじめ欧米キャリアやインターネットプロバイダが多数入居しているのに加えて、AWS社やMS社などコネクティビティDCの魅力につながる企業が入居しているのが強み。コネクティビティ(ネットワーク事業者)の数ではカナダ国内では圧倒的、アメリカを含む北米でも300弱も利用できるのはトップレベル。

  • Qトロントのデータセンターでどのくらいのスループットがあるのか。
    A

    帯域という観点で各入居者である事業者のみが知りえるため測定はできないが、データベースからもトロントの人口からもこのデータセンターのエコシステムによりカナダ国内インターネットトラフィックの大半が疎通していると推測できる。

  • Q利用するお客さま企業との契約期間はどのくらいか。
    A

    5年または10年の契約期間となっている。コネクティビティデータセンターの強みは、事業者同士が複数つながりあう構造上、ハイパースケーラー向けのデータセンターに比して解約率が低いことも挙げられる。

  • QコネクティビティDCーとハイパースケーラーDCとで立地やお客さまの数にどのような違いがあるか。
    A

    ハイパースケーラーDCは規模が大きいこともあり郊外に設置されるケースが多い。自社利用が主な目的となり、データセンターに入居するお客さまの数は少ない。コネクティビティDCは市街地に設置されることが多く、相互接続という特性から入居するお客さまの数は多く、加えて今後も動画需要からもデータトラフィック増だけでなく、関連事業者も増えるため数の側面も接続が増えていくと予想される。

  • Qさらに市場が拡大し需要が期待できるとして、今度のキャパシティ拡大の計画は。
    A

    キャパシティの拡大にはテクノロジーに加え冷却技術も必要となっていく。サーバはお客さまのものなので、お客さまサイドで機器のアップグレードをするということでのキャパシティ拡大もある。当社でのキャパシティ拡大はお客さまの需要をみながら検討していく。

  • QカナダDCのバリュエーションはどうみているか、収益力や価値評価は妥当か
    A

    EBITDAマージンも5割を超えており、EBITDAマルチプルも試算では、データセンターの約30倍といわれている水準より低い。

<参加者のご感想>

  • データセンター見学会は期待を上回るものだった。
  • 足立CEOのプレゼンテーションは素晴らしかった。登壇者は投資家の質問にも丁寧に回答し、データセンターのさまざまな観点でディスカッションしてくれた。
  • 私は長年にわたり、電気通信を含むいくつかのセクターのIR活動に携わってきたが、これまで参加した中で最高の見学ツアーだった。

など、理解が深まったとのお声を多くいただきました。

<資料>

pdfファイルをダウンロードしますKDDI Canada Overview(英語)

金融事業説明会

説明会資料

pdfファイルをダウンロードします説明会プレゼンテーション資料

動画配信

金融事業説明会プレゼンテーション

プレゼンテーション
新規ウィンドウが開きますオンデマンド配信

開催日時 2023年8月29日(火)16:00~17:15
開催場所(実施形式) オンライン配信
説明会の内容 金融事業説明会
参加者 投資家様、アナリスト様
登壇者 代表取締役執行役員副社長 パーソナル事業本部長 雨宮 俊武
執行役員常務パーソナル事業本部 マーケティング統括本部長 兼 サービス統括本部長 竹澤 浩
auフィナンシャルホールディングス株式会社 代表取締役社長 勝木 朋彦

質疑応答

質疑応答では、登壇者を中心に参加者の質問に回答しました。

質問者1

質問者2

質問者3

質問者4

質問者5

IR説明会(2024年2月6日)

日時 2024年2月6日(火)18:30-19:00
場所 オンライン配信
説明会の内容 三菱商事・KDDI・ローソン、資本業務提携契約を締結にかかわる質疑応答
参加者 投資家様、アナリスト様
登壇者 代表取締役執行役員副社長 パーソナル事業本部長 雨宮 俊武
執行役員常務 パーソナル事業本部 マーケティング統括本部長 兼 サービス統括本部長 竹澤 浩
執行役員常務 CFO コーポレート統括本部長 最勝寺 奈苗

本説明会に先立ち開催した合同会見のプレゼンテーション資料は、こちらからご参照ください。
pdfファイルをダウンロードしますプレゼンテーション資料

サマリ

詳細は、新規ウィンドウが開きますニュースリリースおよび、pdfファイルをダウンロードします適時開示(1.3MB)をご参照ください。

1. 概要

「リアル・デジタル・グリーン」を融合させた新たな生活者価値創出に向けた資本業務提携契約を、当社、三菱商事、ローソンの3社で2024年2月6日に締結しました。これに伴い、当社はローソンに対して2024年4月よりTOBを開始し、9月頃(予定)の取引完了を見込んでいます。予定通りクロージングした場合には、当社のローソンへの出資比率は50.0%となり(現在:2.1%)、ローソンは上場廃止となり、会計上は当社と三菱商事による共同支配企業の扱いとなります。
なお、1株当たりの公開買付価格は10,360円、総額約4,971億円となる見込みです。

2. 目的・狙い

当社とローソンは、2019年12月締結の資本業務提携から5年近くのあいだ、店舗およびサービスの魅力化やPonta経済圏の拡大に向けての連携に取り組んでいます。当社には、約3,100万のモバイルIDと2,200店舗、ローソンには14,600店のコンビニと日当たり1,000万人の来客があり、本件実施により合計約17,000店舗と国内有数の生活者接点を構築することが可能となります。
また、当社とローソンにはそれぞれ、エンタや金融など、シナジー効果が得られるグループアセットに加え、保険やエネルギー、衛星通信のようにコンビニの機能強化に役立つ当社のアセットも多くあるため、未来のコンビニ実現への貢献を通じて、事業機会が拡大します。
このように、ローソンが描く成長戦略を支援することが、コンビニという社会のインフラ機能強化につながり、両社にとっての企業価値向上につながると考え、本件実施に本件実施に至りました。

三菱商事/KDDI/ローソン、3社資本業務提携締結

3. 目指す姿・得られるシナジー

コンビニの機能強化や、最新テクノロジーと組み合わせたお客さま体験価値向上、店舗運営効率化の実現、グリーンでサステナブルな消費社会の実現に向けての施策を検討していきます。具体的な施策はクロージング後に検討を深めていくことになりますが、リアル・デジタル・グリーンの3領域において、それぞれ各社のアセット・強みを活かして事業連携を進めてまいります。

(参考)連携施策事例

  • コンビニの利便性向上にむけ、リモート接客で通信・銀行/保険・ヘルスケアなど、新たなサービスの提供
  • DXやXR、遠隔地配送など、最新のテクノロジーの活用でコンビニをよりスマートに進化
  • 太陽光発電やEV充電スポット設置や、衛星通信を活用したコンビニの防災・備災拠点化

未来のコンビニを創造する

質疑応答

質疑応答では、参加者の質問に回答しました。

質問者1

質問者2

質問者3

質問者4

質問者5

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