2012年3月期第3四半期決算説明会 (質疑応答)
質問者1
-
- auスマートバリューに関しては具体的な数字が示されていないが、来期の純増数にどの程度寄与すると考えているか?
また、一般的に通信サービスの契約数は、だいたい3年間でピークを打つが、auスマートバリューによる成長フェーズは何年くらい続くと考えているのか? -
来期については計画策定中であり、具体的には明言できないが、純増への一定の寄与を期待している。今後はスマートパスポート構想に向けて、考え方を大きくシフトしていく予定。成長フェーズとしては数年間で終わりにするつもりはなく、その意志を込めて、第一弾と申し上げた。いくつか足りない部品もあり、たとえば固定回線を引かない世帯はどうするかといった課題もあるが、今後は大きく育てていきたい。
- auスマートバリューに関しては具体的な数字が示されていないが、来期の純増数にどの程度寄与すると考えているか?
-
- 今回のサービス導入により、来期は増益すると考えてよいか?
-
当社の移動・固定の両サービスを利用している世帯においては減収が発生するが、その他の世帯での増収でカバーすることが可能であると考えており、来期は増益が見込める。
質問者2
-
- スマートフォンの販売が好調であるにもかかわらず、データARPUが当初見通しを下回っているのはなぜか?
-
一つはデータARPUの期初想定が強めであったため。加えて、コンシューマ側は計画どおりの進捗であった一方、法人側においてスマートフォンシフトが遅れたことによる。
-
- 移動通信の設備投資見通しが下方修正されているが、進捗遅れにより来期に積み増しされるのか?それとも今期の設備投資は少なくて済むということか?
-
震災後の工事遅延の影響もあり3Qまでの進捗率は低いが、4Qでやり切れると判断し100億円の下方修正にとどめた。来期にずれる可能性はあるかもしれないが、極力今期中に実施していきたい。
また、来期の設備投資は、現時点では今期並みの水準で考えている。
質問者3
-
- プレゼン資料43ページにあるとおり、移動通信は電気通信事業の減収を (d) その他 (端末販売利益等) で補う構図となっている。来期もスマートフォンの販売数が増えるとすれば、今期と同じような構図で利益を出すのか、それとも毎月割を縮小させて販売コミッションを増やす方向に変えるのか?
-
今期の利益の出し方はご指摘のとおりだが、来期の方針についてはコメントを控えさせていただく。
-
- 3M戦略において契約数を伸ばしていくことが重要だと考えるが、来期は移動・固定とも今期よりも高い純増数を目指していくのか?
-
固定側は、KDDIのFTTHエリアカバレッジを今期末までに70%に拡大することもあり、当然純増数は増えると考えている。また3M戦略により色々な効果が出てくると思うので、携帯についても純増数を伸ばしていきたい。
質問者4
-
- 今期は毎月割の設定水準が上昇したことで、スマートフォンのデータARPU押し上げ効果を毎月割のマイナス効果が上回り、総合ARPUに対してマイナスとなったが、今後はどう考えているのか?
-
今期はご指摘のとおり毎月割のマイナス効果が上回っている状況。これはiPhone効果が短期的にマイナスに出ている影響もあるが、今後はポジティブ効果が出てくるものと考えている。
3Mサービスでは、今まで移動と固定を個別に売っていたものが1度の契約で済むようになるので、営業経費の削減や販売チャネルの広がりが見込める。来期はまずIDの増加とARPUの上昇を優先し、その上でネットワーク・販売コストの削減を進めていく。
-
- 携帯側のインセンティブは来期縮小していくのか?
-
固定と携帯を合わせて販売することで、効率的なオペレーションが可能となる。
-
- auは小規模店舗が多く、販売店網の強化が課題だと感じているが、端末在庫の管理強化やインセンティブ体系の変更などを検討しているのか?
-
3Mサービスの展開に合わせて新たな販売システムをリリースした。例えばサービス説明用に店頭にタブレットを配備したほか、在庫オペレーションを改善するためのシステムも導入した。また、複数のプロダクトを扱うことになるため、現場の教育にも力を入れていく。
また、店舗面積の問題については、店舗リニューアルを計画していたが、今回はロゴ変更を行うことになったので、この点は来期に向けてしっかりやっていく。さらに、代理店の販売力を上げるため、統一的な評価システムを導入していく予定。
-
- 他社が単品販売で在庫リスクの軽減を図っている一方で、マルチプラットフォーム展開では在庫管理が難しいのではないか?
-
販売機種が少ないほうが良いことは理解しているが、いきなり機種を絞るのは難しい。また、現状でも機種数×カラーバリエーションという多数の在庫の管理を問題なく行っており、マルチプラットフォームであることによって在庫管理が難しくなるということはない。
質問者5
-
- 4Qは前年同期比で移動通信は増益、固定通信は減益となる見込みだが、要因は?
-
移動通信側は端末販売台数の増加に伴い、端末粗利が増加し増益となる見込み。
固定通信側は見通しを保守的に見ている面がある。4QはFTTHのエリア拡大に伴い販売経費、業務委託費で数十億のコスト増加を見込んでいる。また、固定の場合は回線開通まで2か月程度かかるため、コストが先行的に発生する形になっている。
- 決算説明会
- 決算説明会2025年3月期
- 決算説明会2024年3月期
- 決算説明会2023年3月期
- 決算説明会2022年3月期
- 決算説明会2021年3月期
- 決算説明会2020年3月期
- 決算説明会2019年3月期
- 決算説明会2018年3月期
- 決算説明会2017年3月期
- 決算説明会2016年3月期
- 決算説明会2015年3月期
- 決算説明会2014年3月期
- 決算説明会2013年3月期
- 決算説明会2012年3月期
- 決算説明会2011年3月期
- 決算説明会2010年3月期
- 決算説明会2009年3月期
- 決算説明会2008年3月期
- 決算説明会2007年3月期
- 決算説明会2006年3月期
- 決算説明会2005年3月期
- 決算説明会2004年3月期
- 決算説明会2003年3月期
- 決算説明会2002年3月期
- 決算説明会2001年3月期