2007年1月 決算社長会見

日時 2007年1月25日 (木) 15:00~16:00
場所 東海大学校友会館 阿蘇の間
発表案件 2007年3月期第3四半期決算について

決算関連

販売奨励金

  • 総務省主催のモバイルビジネス研究会では、販売奨励金についても検討されるが、業界として中長期的にはどう進めるのが望ましいと考えているのか。
    販売奨励金は下げていった方が良いとは考えているが、検討に際しては日本と諸外国のビジネスモデルの違いをきちんと検証してほしい。
    第一に、欧米やオーストラリアでは、料金の契約期間を定めることが認められている。第二に、通信キャリアが端末の料金をコントロールできていると見ている。これらから、長期間契約したお客さまには端末料金を安く、そうでないお客さまには端末料金を高く設定することが可能になっていると見ている。しかしながら、日本では通信キャリアには端末価格の決定権がない。通信キャリアがコントロールできる通信料金と、コントロールできない端末料金を組み合わせて料金全体をコントロールすることはできない。
    仮に、端末価格と料金をセットにするのであれば、その仕組みを整備する必要がある。また、ビジネスモデルを急激に変更することは、販売店やメーカーを含めて、日本の経済全体に大きな影響があると考えている。
  • グーグルの検索を導入した効果と今後の期待することは。
    グーグル検索を導入したことにより、広告収入は明らかに増加しているが、具体的な額は差し控える。
    グーグル検索は、携帯電話のインターネットの利用方法が、固定通信のインターネットの利用方法に近づき、公式サイトだけではなく、一般サイトも利用したいというお客さまのニーズに応えるために導入したもので、そうした使い方によって通信トラフィックが増加することを期待している。
  • ツーカー・サービス終了で見込んでいる減損360億円の根拠および、サービス終了に伴い発生する費用の見通しについて教えてほしい。
    ツーカー・サービスの将来キャッシュフローを算定したところ、若干の黒字が見込まれることから、その黒字分を差し引いて360億円とした。サービス終了に伴い発生するものについては、今後算定する。

そのほか

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