2011年3月期第3四半期決算説明会 (質疑応答)

日時 2011年1月24日 (月) 17:00~18:00
場所 ガーデンエアタワー20階会議室
登壇者 田中社長、両角副社長、髙橋専務、嶋谷常務、井上常務、石川常務、湯浅常務、奈良谷常務、髙木本部長、最勝寺室長 (司会)

質問者1

質問者2

  • 現行のトラフィックを前提とした上で、全体契約数に占めるスマートフォンやPC接続デバイスといったワイヤレスブロードバンド系のデバイスはどの程度まで収容可能と見ているのか?
    3Gの時代は、ある帯域に対してどの程度の端末数量が収容できるかといった見方をしていたが、スマートフォンにおけるトラフィック状況は大きく異なる。トラフィックの集中時間帯は従来の携帯電話同様、23時ごろであることに変わりはないものの、局所的にはトラフィックの収容能力のピークに達している場所も出てくると見ている。例えば駅周辺、マクドナルドなどの店舗の中といった場所が該当すると見ており、これらのトラフィック対策が当面の課題となる。
    なお、スマートフォンに移行していく状況下でのトラフィック吸収には限度があると考えており、トラフィックのオフロードが必要となる。当社は幸いにも持分法適用会社も含めFTTHやCATVといった固定ネットワークを有しているため、Wi-Fiを利用したオフロード対策をどのように組み立てていくのかといった点が重要になってくる。現在、来期に向けて、当社が保有する複数のネットワーク資産を、いかに効率的に利用していくかを検討している段階である。
  • トラフィックが急増する中、今後のネットワーク合理化・統合をどのように考えているのか?
    一つのネットワーク、従来のマクロ基地局の形態では今後のトラフィックは吸収できないと見ている。都心ではすでに300~400m間隔で基地局が設置されており、これ以上細かい間隔での基地局設置は困難である。今後はネットワークごとの特性を活かした網全体の設計が必要となる。これまでも当社は会長の小野寺から「WiMAXはPCなどのデータ通信、LTEはスマートフォンをはじめとする従来の携帯電話の延長」といった話をさせていただいている。なお、2012年のLTE開始まではWiMAXをハイスピードネットワークとして活用し、LTE開始以降は複数のネットワークを用いてトラフィック分散を図っていく。鍵となるのは、3Gネットワークだけではトラフィックが吸収できないのは明らかな中、Wi-Fiを活用したFTTHやCATVといったバックホール回線へのトラフィックのオフロードをどのように図るかといった点である。

質問者3

質問者4

質問者5

質問者6

このページを印刷する
文字サイズの変更

KDDI IRの最新情報を配信します。