CEO会見
社長就任会見 2025年4月10日
会見ハイライト
KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」、この目標の実現のためには「つなぐチカラ」の進化が不可欠です。「つなぐチカラ」の進化は、KDDIの重要テーマとして、ネットワークの品質向上に取り組んで参りました。その結果、オープンシグナル社の「つながる体感 世界評価NO.1」を獲得しましたが、今後も通信会社として更なる向上を目指してまいります。また、このKDDIの確かなネットワーク品質を土台に、通信とAIを駆使して、新たな価値提供をしていきます。
この挑戦の成功のために必要なのは、社員ひとりひとりが「夢中で取り組むこと」です。「夢中に挑戦できる会社」の実現のため、「未来をつくる仲間とつながる」「つなぐチカラを世界に広める」「お客さまの今とこれからにつながる」を展望とし、これら3つのアクションを通じて、全社員の夢中の力を挑戦の原動力に、多様なパートナーと共に未来を切り拓いていきます。
また、2025年4月10日から提供開始した「au Starlink Direct」は、既存のau周波数を活用して、auスマートフォンが直接通信対応のStarlink衛星とつながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信できるサービスです。auの人口カバー率は99.9%以上ですが、日本特有の地形により面積カバー率は約60%であり、残りの40%のカバーを衛星通信で実現していきます。
SpaceXとの提携により、地上から340kmの高度にある基地局と直接つながる仕組みを採用し、従来の衛星通信よりも高い効率を実現しています。地上のネットワークが利用できない場合でも、メッセージ通信が可能であり、緊急時の連絡手段として「命をつなぐ」役割を果たします。
質疑応答サマリ
AI戦略と提携の強化
前社長のサテライトグロース戦略を基盤にAI技術を活用し、パートナーシップを通じて事業を成長させる意向を示しました。
AIマーケット構想では、AIサービスを集約するプラットフォームを構築し、お客さまに適切なサービスを提供する計画を述べました。
D2Cサービスの展開
「au Starlink Direct」のサービスをauユーザー向けに提供し、いずれはほかのブランドへの展開も検討する意向を示しました。
GPUへの投資
1,000億円の投資計画は維持しつつ、技術の進化に応じて投資内容を調整する方針を示しました。
リテールテックの海外展開
リテールテックの実験場として高輪を活用し、効率化とお客さま体験の向上を目指すと述べました。