2006年3月 社長会見

配当・業績

JCNの株式取得

東京電力との光ファイバー統合サービス

NTT問題

  • 競争ルール懇談会の中で、総務省は、NTTと新電電が設備ベースで競争することを指向しているようだが、どう考えるか。
    当社も、原則としては設備ベースで競争すべきだと考えている。ただし、光ファイバーを敷設する管路やとう道などはNTTが独占時代に作り上げたものであり、新電電が同様のインフラを構築するのは事実上困難である。また、NTTの光ファイバー敷設に関する情報がある程度新電電に公開されている現在においても、お客さまがNTTと当社に、NTTの光ファイバー回線を申し込むと、NTTに申し込んだ回線の方が短いリードタイムで開設されるという調査結果も報道された。こうした現状を考えると、公正な条件で設備ベースの競争を行うことは難しく、現実的には、NTTのアクセス部門を分離するしかないと考えている。
  • 竹中大臣の懇談会の中でもNTT問題が議論されているが、何を期待しているか。
    当社もヒアリングに招請されたので、正式にはその場で意見を申し上げたい。考え方としては、競争ルール懇談会に提出した意見書の内容を変更することなく、NTTの完全資本分離とアクセス部門の分離を訴える予定である。なお、こうした当社の要望を実現するにはNTT法改正が必要となり、時間がかかることから、当面の処置として、NTTグループ間の人・物・金・情報の行き来を完全に遮断することもお願いしたい。

ソフトバンクによるボーダフォン買収

携帯電話のコミッション

ワンセグ・通信と放送の連携・メディアフロー

  • ワンセグ放送が始まるが、KDDIの戦略は。通信と放送をどのように連携させるのか。
    ワンセグ対応機種は販売が好調である。FMチューナーを搭載した機種において、FM局が提供する「NowOnAir」情報から、EZ「着うたフル (R)」を購入していただくような連携が実現しており、ワンセグ放送においても、TV局に協力をお願いしたい。また、災害時には、お客さまがワンセグ放送で第一報を見ていただくことで、通信トラフィックの集中が緩和され、携帯電話がつながりやすくなることも期待している。
  • ワンセグチューナーをau携帯電話に標準搭載する予定はあるか。
    市場調査では、携帯電話に最も搭載してほしい機能がTVであるとの結果が出ているが、一方で、お客さまのニーズは多様化してきており、カメラのように標準搭載することは考えていない。
  • メディアフローの戦略は。
    現在、放送に使用している周波数を本年中に総務省が見直す予定であり、当社は、その周波数割り当てをお願いするために、メディアフローの企画会社を設立した。従って現時点では周波数が割り当てられるかどうかが最大の問題である。

EZwebとインターネット

景気動向

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