2012年7月 決算社長会見
日時 | 2012年7月25日 (水) 15:00~15:50 |
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場所 | KDDIホール (KDDI大手町ビル 2階) |
発表案件 | 2013年3月期第1四半期決算について |
決算
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- 連結業績に関する進捗率が低いように見えるが、通期業績予想は達成できるのか?
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通期の連結営業利益5,000億円は達成できる数字である。第1四半期の業績は計画通りであり、第2四半期以降の増益要因としては、800MHz帯の周波数再編に伴う端末移行コストの縮小・解消等が見込まれる。直近のオペレーションデータはすべてポジティブであり、通期の連結営業利益目標5,000億円達成に対する自信に揺らぎはない。
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- 3M戦略の先行投資コスト (160億円) は、第2四半期以降も発生するのか?
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3M戦略の先行投資コスト (160億円) のうち、約半分がWiMAXの回線使用料支払やHOME SPOT CUBEの調達などのオフロードコストであり、第2四半期以降も発生する。auスマートパスのアプリ調達のような先行投資コストが拡大していく項目もあるが、売上も同時に増加していく為、利益面への寄与が見込む事ができる。
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- モバイルの販売手数料平均単価が、通期見通しに比べて若干多いようだが、どのように考えているか?
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パーソナルセグメントの第1四半期における販売手数料平均単価の増加要因は、端末販売台数の新規比率が36.5%と高かった点、前期の第1四半期にはiPhone販売がなかった点。通期では期初計画の通期24,000円を達成する。
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- 第1四半期の減益要因にあるパーソナルセグメントのモバイル通信料収入減や端末評価減は期初から予想していた数値なのか?
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パーソナルセグメントにおけるモバイル通信料収入の前年同期比での減少と端末評価減は、期初から見込んでいたものである。
ネットワーク
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- NTTドコモが、らくらくホンの発売や料金体系の見直しを発表しているが、料金見直し等を実施する予定はあるのか?
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LTE向けの料金は検討を行っており、別途発表させていただく。現在の3G料金については見直すつもりはない。
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- ソフトバンクがプラチナバンドの展開を開始した。auは "つながる" ことを強みに料金を高めに設定し、iPhoneを販売しているが、今後の販売戦略をどのように考えているか?
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当社は、長い間800MHz帯を構築してきたが、ある日突然、電波が改善するという事はない。電波は数年をかけてチューニングし、技術的なノウハウを溜めて適用していく。つながるエリアの構築は、一朝一夕に出来るものではなく、スタンスを変えるつもりはない。
FTTH/CATV
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- FTTHのエリア拡大やCATVとの連携を強化しているが、FTTHとCATV間での販売のバランスをどのように考えているのか?
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各サービスは、お客さまご自身の意向に合わせて選ぶものと考えている。CATVのみ提供しているエリアもあるので地域によってバラツキは生じると見ている。
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- スマートTV BOXの契約数が3年後に100万世帯と聞いたが事実か? また、どれくらいの収益規模を見込んでいるのか?
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100万世帯という数字を当社が発表した事実はない。スマートTV BOXは今夏よりトライアルを実施し、今秋からJCNで販売を開始する予定。その後、他CATVへ拡大していく。現時点で具体的な数値目標は無い。先日のケーブルコンベンションにおける発表は、CATV各社に非常に好評であり、CATV各社ならびに当社も今後に期待している。
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- 一部のCATV会社からスマートTV BOXについてRFの技術的課題を指摘する声も出ているようだがどうか?
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スマートTV BOXでは、BS放送、CS放送に加えてインターネット接続にも対応している。従来のSTBを否定するものではない。