2013年10月 決算社長会見
日時 | 2013年10月28日 (月) 15:00~15:40 |
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場所 | KDDIホール |
発表案件 | 2014年3月期第2四半期決算発表について |
質疑応答
決算
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- iPhone5発売と同時にLTEを開始して1年が経ったが、LTEスマートフォンへのマイグレーションの手応えは。
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第2四半期時点では、スマートフォン販売におけるLTE対応端末比率も98%と前倒しで推移しており、非常によく出来ていると思う。
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- 2ケタ成長以外に中長期的な成長という点で、何か考えているか。
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柱の一つであるグローバル戦略を推進していきたい。その中でどうやって成長戦略にお金を使っていくかについては、まだまだ年末商戦も控え、足元の競争が厳しいので、時期を見てお話ししたい。
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- 通期の見通しの業績は据え置くのか。
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必要があれば第3四半期決算発表時に修正するが、現時点では年末商戦が待っているため何とも言えない。
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- auスマートバリューの世帯内au契約数は、今後どこまで引き上げていきたいと考えているのか。
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多ければ多いほど良いが、現実的には2.5契約程度 (au契約数/世帯) だと推測している。auスマートバリューmineに関しては、都心を中心に単身世帯は多く、そういったお客さまからauスマートバリューのご利用意向を多く頂戴していたため、モバイルルータを使ってもauスマートバリューに適用できるようにした。
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- スマートフォンの契約比率は、将来的にどの程度まで進むと考えているのか。
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今年度末には5割弱くらいになると思う。日本は世界的にもスマートフォン比率が低いため、希望を込めて8割くらいまでは十分達成できるのではないか。
auスマートパス関連
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- パス系サービス (auスマートパス、うたパス、ビデオパス、ブックパス) のアクティブユーザはどの程度か。
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Androidはアプリがプリセットされているから、アクティブユーザ数という点では問題ない推移だが、iOSに関しては動線含めて仕掛けが弱いため、少し低いという認識。今回、iOS版のアプリを提供開始したため、アクティブ率も増えていくと思う。iOSは端末故障時の保障も付いているため、これを目的に加入しているお客さまもいるのではないか。
具体的なアクティブ率は非開示とする。
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- 一部報道にある抱き合わせ販売についての見解は。
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色々ご指摘をいただいているのは存じ上げている。この点については店頭での改善を進めており、徹底していきたい。特にauスマートパス系はご契約後1カ月無料のため、店頭で契約後に実際ご利用いただいた上で、不要だと思えば解約できるようになっている。
ご契約を必須とするような販売店側との契約となっていないため、この点は指導していきたい。
iPhone関連
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- 足元のドコモiPhoneの影響は。
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大きな変化はない。両社からauへのポートインも順調に増えている状況。当初の社内予想よりも好調に推移していると思っている。ただ、今後はiPhoneの需給状況の改善や、ドコモiPhoneの取扱い店舗が増えることから、年末商戦に向けて気を引き締めていきたい。
さらにiPadも各社から発売されるが、当社はデータシェアなど新しいプランと併せて一層頑張っていきたい。
その他
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- 総務省が、スマートフォンのネットサービスの品質に関する研究会を立ち上げている。ここでは速度・エリアが議題になってくると思うが、このあたりKDDIとしてどういうあり方が望ましいのか。
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現在当社が開示させていただいているエリアカバー率の方式が、研究会の方向性そのものだと思っている。測定の仕方など細部をどうするかを研究会で議論していくと思うが、当社はその結果に合わせる形で開示していきたい。
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- みずほ銀行との取引関係があるならば、今回のみずほ銀行の件は、今後の対応に影響するのか。
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現時点で取引内容を変えるつもりはない。今後も注視していきたい。
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- ベースアップへの見解は。
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現時点では未定。
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- 消費税増税への対応は。
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現時点では、増税後の価格表記は外出しで対応したいと考えている。また増税分はそのまま価格に転嫁したい。1円単位までの細かな金額になると思うが、詳細はその時発表させていただく。
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- 消費税に関して、その現行の内税方式から外出しに変更する理由は。
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現状は税込表示だが、お客さまに増税分を含めてわかりやすくなるよう外出しにしたい。