NTT東西の固定設備はボトルネック設備であり、過去からの電話施設設置負担金によって作り上げられたネットワーク。これまでは"接続"という形で他事業者が使うという明確なルールがあったが、"卸役務提供"という形で2020年に向けた「新たなイノベーション」を起こすために解放しようというのがNTTの言い分。仮に、卸売りによってセット割がスタートするというのは、脱法的行為だと捉えている。それにも関わらず、ドコモから本日セット割サービスが発表され、「これは一体なんだろう」という感想。最低限、透明性・公平性を確保しなければいけないにも関わらず、議論が為されている最中にサービス開始を表明されるのは、「いかがなものか」と思う。このようなことが起こらないように、236社連名で総務大臣に要望書を提出していたにも関わらず、強引に推し進めるなあという印象。
そもそもの卸売りの目的は日本に「新たなイノベーション」を起こそうという主旨で、始まった基本政策の議論だったが、実はドコモ中心にセット割をやらせ、KDDI含め他社の固定を巻き取らせるような戦略が本心なのではないかと窺っていたが、案の定その通りにサービスが開始予定と公表されたということは、なんとも言えない気持ち。引き続き、様々な場面を通じてコメントしていく。