2015年1月 決算社長会見
日時 | 2015年1月30日 (金) 15:00~16:00 |
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場所 | KDDIホール |
発表案件 | 2015年3月期第3四半期決算発表について |
決算関連
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- 第3四半期決算の結果についてどのように受け止めているか。
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今年は3年間の中期計画の2年目の年となる。一昨年の4月に3年連続で営業利益を2桁成長することをコミットした。昨年度は2桁成長を達成し、今年度も現時点で2桁成長を達成できるとみており、順調に推移している。
また、今後については、直近でNTTグループの光卸しが始まろうとしているが、我々は業績を上げていく強い信念のもと、目標達成に向けて努力していく。
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- 今期の通期業績予想は据え置きだが、計画上の進捗はどうか。
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内部計画上は若干の上振れ状況。今期の予想はしっかり達成できると考えている。
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- au通信ARPUが2Qより若干下がっているようだがその要因は。
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2Qが4,280円で3Qは4,250円。若干、カケ放題プランの影響を受けているが、様々な営業施策を講じており、足下はうまくいっている。通期予想4,250円に向けて頑張っていきたい。
3Qも月毎に上下しているが、全体としては前年同期比0.2%増となっており、営業利益の進捗も計画より上振れしている。4Qは最大の商戦期のため、それなりに営業費用も発生するが、通期予想を見直すレベルではないと認識している。
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- ビジネスセグメントの業績がよくないが通期計画に向けて、どのように取り組んでいくのか。
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上期100億円程度の減益になった。下期は、大分持ち直してきている、通期での計画達成は難しいとは思うが、下期では減益の幅を縮めていきたい。
法人は電話利用が多く、カケ放題プランの減収影響が強く出ているが、様々な施策を講じて何とかしていきたい。
ドコモ光関連
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- NTTドコモ、ソフトバンクが発表した光回線とのセット割の影響と対抗策は。
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現実的には、それほど大きな影響がすぐに発生するとは思っていない。
まだまだ、光卸しに関するルール (光回線の卸し提供のほか、テレビや電話などの付加サービスが卸しになった場合等) が整備できておらず、ガイドラインについてもパブリックコメントを行っている状況のため、当面は少し混乱が発生するとみている。電話番号の転用問題なども噂されている。
一方、料金面で見ても当社のauスマートバリューの競争力上、簡単には追いつかれるとは思っていない。auスマートバリューを導入したのは3年前。検討を始めたのは、導入の1年ほど前で、当時NTTグループの光回線の競争力 (キャッシュバックなど) が強く、対抗策としてセット割を検討した。
最も議論したのは、固定料金を割り引くか、モバイル料金を割り引くかの割引スキームについてであり、結果、モバイルの割引を行う結論に至った。
料金理論的には成功した事例は無かったが、家庭内のシェアが上がるように一人一人に同額の割引 (1,410円) をするスキームとした。それが、ドコモ光セット割との差分となった。また、新料金におけるデータ定額プランについても、シェア型かギフト型で議論したが、auスマートバリュー導入時より、料金はユーザー一人一人をベースに考えてきたため、ギフト型を選択した。
本日発表されたソフトバンクのセット割も当社と同様のスキームとなっており、データ利用量が低容量のプランではauがおトク、データ利用量が大容量のプランではソフトバンクがおトクになっている。
我々のauスマートバリューは、シンプルで一人一人おトクな割引となっており、他社発表料金に対して十分対抗できると考えている。
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- NTTグループの光卸しに伴う競争は、既存顧客 (NTT東西) の獲得競争か新規顧客獲得競争のどちらになるとみているか。
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当初は、既存顧客の転用手続きをどこが獲得するかという固定回線中心の戦いになり、バンドルプラン (セット割) の戦いが並行して起こる。セット割の戦いについては、モバイル回線への影響も懸念されるが、シンプルに一人一人のご利用料金を割り引くauスマートバリューで優位に戦いが進められるとみている。
その他
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- ソフトバンクグループが4社を合併すると発表したがどのように考えているか。
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今の競争環境ルールは1985年に制定された。NTTグループのモバイルと固定の分野は、今回卸しという形で境がはっきりしなくなってしまった。業界としては新たなフェーズに入る時期と捉えている。周波数についても、総務省においてグループという概念が生まれている。そういった環境の変化を感じられ、合併という判断をされたと思う。
我々も今年は通信業界の変化が起きる年になると考え、外をみて今後も事業を展開していきたいと考えている。
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- 春闘について。賃上げの予定はあるか。
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労働組合から具体的な要求を受けてから考えたい。