2015年5月 決算社長会見
日時 | 2015年5月12日 (火) 15:00~16:00 |
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場所 | KDDIホール |
発表案件 | 2015年3月期 決算発表について |
決算関連
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- 15.3期 (日本基準) から16.3期 (IFRS基準) の営業利益増減要因 (プレゼンテーション資料: スライド28) の中で、IFRS影響としてマイナス754億円を計上しているが、その内訳は。
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のれん償却がなくなる一方で、設備減損・固定資産除却損や海外事業損失等の特別損失が営業費用化されるなど、いくつかの要素がある。詳細は広報部まで確認してほしい。
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- 14.3期から15.3期の営業利益増減要因 (プレゼンテーション資料: スライド4) の中で、パーソナルセグメント (その他) の要因にてマイナス889億円を計上しているが、その内訳は。
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端末販売の粗利の減少でマイナス80億円、通信設備使用料の増加で マイナス330億円、減価償却費の増加で マイナス203億円、au WALLETの立上げ費用で マイナス173億円、その他でマイナス102億円、という内訳。
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- 16.3期 (IFRS基準) の営業収益予想について、15.3期実績 (日本基準) と比較してマイナス予想になっている理由は。
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IFRS基準の適用により、端末販売時の機種別コミッション費用がモバイル端末売上からマイナスになるなどの影響。
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- 15.3期の営業収益、営業利益ともに初めてドコモを抜いたが、社長のコメントは。
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3年間のコミットメント (中期経営目標) を達成するというのが第一の目標で、その過程で結果としてドコモを抜いたというだけの話。何ともコメントができない。
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- 16.3期の営業利益予想 (パーソナルセグメント) について、au通信ARPA収入の増加とau販売手数料の減少でプラスに効いてくるとの予想だが、何か15.3期との違いがあれば教えてほしい。
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市場はシュリンクしているが、光卸やMVNOの影響に勝てるよう、お客様に満足いただけるサービスを提供していきたい。
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- 15.3期について、MNP純増や解約率などKPIの改善が図られているが、うまく行った理由、施策などがあれば教えてほしい。
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最も寄与しているのはauスマートバリュー。CATV局や他パートナーの勧奨による加入増により純増のベースラインができると共に、解約率の低減も実現している。
付加価値経済圏
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- au WALLETが開始して約1年が経過したが、お客様の利用シーンも含め、改めて現状を総括してほしい。
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au WALLETの申込数は現状1,200万を超えたくらいまで進捗している。当初はカード事業を始めることに記者から疑問視する声も頂いていたが、現状、他社が追従している点を踏まえるとそれなりに認知が取れてきたのではと思っている。
グローバルでもこのような潮流はあり、それを見越してカード事業を始めた。1,200万でも道半ば。もっと流通額を増やすことで、au WALLETの価値が上がってくると考えている。
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- 他社がTポイントやPontaなどと提携する中で、他社と比較した優位点は。
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提携については、今のところ何も予定していない。経済圏というのは顧客基盤などが大きいところに集まってくる傾向があるので、au WALLETも経済圏を更に高め、魅力を高めていきたい。
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- ライフネット生命への出資の経緯は。また、最近儲かっていない会社を子会社化している印象があるがどのように捉えているか。
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今後の成長戦略として、オンラインサービスに加え、金融、コマースに力を入れていく。auの顧客基盤とこうしたパートナーとを組み合わせることでWin-Winになると考えている。
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- 付加価値経済圏を更に拡大していく中で、他業種への出資、M&Aは予定しているのか。設備投資額も安定している中で、今後の成長戦略を教えてほしい。
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3M戦略も道半ばであり、今は一歩一歩進めていくという段階。金融、コマースを始め当社に合うものがあれば検討していきたい。
設備投資については、LTEのエリアカバー率が99%まで来ているので、費用はキャパシティアップや高速化に充てていく。前年比で同等、ないしは少し減る程度で着実に一歩一歩進めていく。設備投資や必要なM&Aを行った上で、余った資金は株主還元に回していく。
その他
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- auスマートバリューについては、現状モバイルと固定のセット割 (ただの値引き) という印象があるが、値引き以外のメリットはあるのか。
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いわゆる「バンドルサービス」に入ると解約率も半分ほどに低減され、より強固な基盤になるというのが基本としてある。加えて、アッパーレイヤーサービスも固定とモバイルのネットワークをシームレスに使えるため、今後本格的にマルチデバイス、マルチユースを加速する点で優位と考えている。
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- SIMロック解除の影響は。
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まだ始まったばかりのため、何とも言い難い。しかし、ドコモが先行して始めている話などを聞くと、それほど業績面に大きな影響はないのではと認識している。今後の動向は現時点で何とも言えない。