DCR(データクリーンルーム)

DCR(データクリーンルーム)について

当社は、企業間のデータを「①データでつなぐ」「②データを巡らせる」「③データで生み出す」を掲げ、企業や企業に新たな価値を創出するデータコラボレーション構想を掲げています。
その中核を担うデータクリーンルーム(以下、「DCR」といいます。)という仕組みは、個人情報を保護しながら、異なる企業間でデータを共有・分析することができる環境を提供します。
DCRの活用を通じお客さまの大切なデータを守りながら、お客さまの体験価値の向上や社会の持続的な発展に貢献します。

概要図:データコラボレーション構想

DCR(データクリーンルーム)とは

企業が保有する個人情報を外部へ提供することなく、KDDIが保有する情報と掛け合わせたデータ活用をセキュアな環境で可能にする仕組みです。DCRを利用することで、プライバシーに配慮しながら各社の情報のみでは難しかった顧客理解を可能とし、新商品開発、需要予測、キャンペーン企画などの幅広いマーケティング活動が実現できます。
当社は、提携する企業とDCRを利用することで、企業が保有する情報を安全な環境下かつ個人が特定できない状態にデータを加工し掛け合わせ、分析することで新しい価値を提供します。

概要図:DCR(データクリーンルーム)

DCRの技術・安全管理措置について
  • 特許取得済みの加工技術を用いて、個人を秘匿化した状態でDCRにデータを連携します。
  • 加工したデータが不可逆となるよう、秘密計算技術などのPETs(Privacy-Enhancing Technologies:プライバシー強化技術)も活用し、プライバシーに配慮したデータ分析を行います。
  • 各社のデータはそれぞれの専用環境にセキュアに保管され、外部に提供されることはございません。
  • 本技術は個人情報保護に関する特許を取得しており、最先端のプライバシー保護を実現しています。
  • その他関係する法令、ガイドラインおよびISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の枠組みを活用し、安全管理措置を適切に実施します。

概要図:DCRの技術・安全管理措置

提携先企業一覧

DCRの提携先企業は以下の通りです。

  • 当社が定めるプライバシー・データガバナンスの条件を満たし、かつ社会に新たな価値を創出するために提携が必要と判断した企業となります。
  • 提携先企業については随時追加されます。
  • 株式会社Abema TV
  • 東日本旅客鉄道株式会社