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KDDIの通信モジュールを搭載した除排雪車両運行管理システムを開発
〜GPSを除排雪車両に搭載、青森市にて採用〜
No. 2006-045
KDDIは、au携帯電話のネットワークを利用した通信モジュールを除排雪車両に搭載した「除排雪車両運行管理システム」を開発しました。本システムは、除排雪車両に通信モジュールを内蔵したGPS対応の車載装置を搭載することで、除排雪車両の位置や移動経路をパソコン上でリアルタイムに把握でき、市民からの除排雪状況についての問合せに対しても、的確に対応することが可能となります。本システムは、特定非営利活動法人 (NPO法人)「青森ITSクラブ」と共同開発し、青森市に採用され、2月3日より運用を開始しました。
青森市では、今まで除排雪車両の運行状況を作業終了後の日報にて把握していましたが、リアルタイムに除排雪車両の位置や除排雪状況を確認することが困難であり、市民からの問合せに対しても、現状を知らせる方法を模索していました。
今回、青森市が除排雪車両にKDDIの通信モジュールを搭載することで、オンラインによる除排雪車両の現在位置や移動経路の把握を実現しました。さらに、除排雪パトロールカーの担当員にもGPS機能搭載のau携帯電話を配布し、KDDIの位置情報サービス「GPS MAP」を活用して担当員の位置も把握することにより、市民からの除排雪に関する通報に対して最寄の担当員が迅速に対応することが可能となりました。
青森市では、どの道路で除排雪作業が完了しているのかを、市民向けにホームページで公開することも来年度に計画しています。
また、本システムでは、パソコン上の地図に除排雪車両の位置を表示する際、インターネット上の地図と位置情報を重ねて表示する「Web Mapping」技術を使用しています。
「Web Mapping」技術は、KDDI研究所がSVGを用いた位置情報サービスの標準化と普及に貢献した技術であり、今後も携帯電話における位置情報コンテンツのオープンな配信環境の実現等、幅広く利用されるものです。
KDDIは、通信モジュールを運行管理機器、遠隔監視機器、セキュリティ機器向けに納入し、各種通信サービスを提供するなど、モバイルソリューションビジネスを積極的に展開していきます。
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SVG: Scalable Vector Graphics。W3C (World Wide Web Consortium) が標準化したオープンな2次元のベクトル画像形式。マンマシンインターフェースアニメーション、実空間情報の取扱いに優れた特長をもつ。
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