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KDDI: ユビキタス・ソリューション・カンパニー

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ニュースリリース
2006年
携帯・移動体向け放送型サービスに適用可能なコンテンツ保護技術の開発について

KDDI株式会社
株式会社KDDI研究所

2006年5月17日

KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長兼会長: 小野寺 正)、株式会社KDDI研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 秋葉 重幸)、NHK放送技術研究所 (本社: 東京都世田谷区、所長: 榎並 和雅) は、この程、携帯・移動体向け放送型サービスに適用可能なコンテンツ保護技術を共同で開発しました。

放送型サービス (リアルタイムのストリーミング配信) では、コンテンツのデジタル化により高品質の映像や音声の配信が可能となる反面、著作権保護の観点からコンテンツ保護技術が重要となります。
携帯・移動体向けサービスでコンテンツを保護するためには、携帯機器の限られた計算処理能力の中で暗号復号機能等を実現する必要があります。

今回の開発では、KDDI研究所が先に開発した超軽量・高速に暗号復号処理が可能なK2 (ケーツー) と呼ばれる暗号方式を採用し、携帯電話機にその復号機能を実装することにより、携帯・移動体向け放送型サービスに適用可能なコンテンツ保護技術を実現しました。具体的には、K2によって暗号化されたデジタルコンテンツストリームに対し、お客様が携帯電話の通信機能を使って取得したライセンス (鍵) を用いて暗号を復号することにより、コンテンツを視聴できるようになります。これにより、コンテンツの保護を図ると同時に、例えばお客様に視聴選択をして頂いた上で様々なコンテンツの提供ができる等、携帯電話による放送型サービスの視聴スタイルの多様化を図ることが可能となります。

K2暗号は、国内外の研究機関より、その安全性に対して高い評価が得られているもので、処理負荷が軽いことから、携帯・移動体向け放送型サービスで配信される映像コンテンツとの親和性が高い技術として大きく期待されています。

なお、今回開発したコンテンツ保護機能搭載のデジタルテレビ放送受信携帯電話機は、本年5月25日 (木) 〜5月28日 (日) に開催されるNHK放送技術研究所の一般公開において展示します。

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