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お客様情報流出の調査結果及び社内処分について
KDDIは、本年6月13日に報道発表しました、2003年12月18日時点のDIONお客様情報の流出につきまして、その流出経路に係る社内調査を進めるとともに、警察の捜査に全面的に協力し、その解明に努めてきました。本日、当社は、警視庁から、お客様情報の外部への流出経路や被疑者について書類送致した旨の通知を受けました。
当社は、警視庁の通知を受け、社内調査の結果につきましてお知らせするとともに、本件に関する責任を明確化するため社内処分を行ないました。
お客様をはじめ関係各位の方々に、ご心配、ご迷惑をおかけしましたことを、あらためて深くお詫び申し上げます。今後、当社は、数多くのお客様情報を取り扱う通信事業者としての立場を強く認識し、全社一丸となって8月2日に報道発表しました再発防止に向けた情報セキュリティ強化対策を着実に実行することにより、当社への信頼を回復していく決意です。
| ●1. 事件の概要 | | | |
2006年5月30日、当社に「当社のお客様情報を入手した」との連絡があり、翌5月31日、当社受付に流出したお客様情報の一部とされるデータ約40万件がCD-Rで届けられました。当社は、事件の重大性を考え、5月31日、社長を本部長とする「お客様情報流出対策本部」を設置し、警察に相談するとともに、流出経路等の調査を開始しました。その結果、当該データは、2003年12月18日までに当社インターネット接続サービス「DION」にお申込み頂いたお客様を管理するシステムに収納されているデータであり、そのシステムに接続されている開発・保守用のPCから外部に流出したことを確認したことから、6月13日、お客様情報の流出について発表するとともにお詫びを申し上げました。また、同日、 警察は、事件の被疑者2人 (A、B) を逮捕しました。
流出したお客様情報は次のとおりです。
2003年12月18日までにDIONにお申込み頂いた
お客様のお名前、ご住所、ご連絡先お電話番号: 3,996,789名様分
なお、お客様の信用情報、また、au、マイラインのサービスに係るお客様情報は流出していません。
次に、外部への流出経路について、その概要をお知らせします。
2003年12月、DIONのお客様情報を管理するシステムの開発業務を委託した会社の取引先社員Cが、お客様情報を収納したデータ (PC) を自宅に持ち帰り開発作業を行い、作業終了後も当該データを保存していました。
本年4月、Cは、お客様情報のコピーを知人Dに渡し、その後、A、B (注) に当該情報が渡りました。
当社は、本年9月8日、著作権法違反で告訴し、警視庁は本日、C、Dを同法違反で書類送致しました。
| 注) |
本年9月7日、東京地方裁判所において、A、Bに対して、当社に対する恐喝未遂容疑で懲役3年6ヶ月の論告求刑が行なわれました。
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お客様情報について、警察は、当社に届けられたCD-RやUSBメモリーに加え、捜査の過程において、C、Dが自宅に所有していたPC、A、B等の関係者が持っていたお客様情報を全て回収しており、当該情報の悪用や第三者への流出のおそれがないことが確認されています。
| ●2. 社内処分 | | | |
対象者 |
処分内容 |
代表取締役社長兼会長 小野寺正 |
月例報酬の20%返上を3ヶ月間 |
代表取締役執行役員副社長 山本正博 |
月例報酬の10%返上を3ヶ月間 |
代表取締役執行役員副社長 伊藤泰彦 |
月例報酬の10%返上を3ヶ月間 |
執行役員ソリューション事業統轄本部長 田中孝司 |
月例報酬の10%減額を1ヶ月間 |
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| ●3. お客様お問合せ窓口 | | | |
本件専用受付電話番号:
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0077-777 (フリーコール)
(受付時間: 午前9時から午後8時まで 土日・祭日も受付)
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