株式会社 インフォーエス
KDDI株式会社
2008年1月23日
株式会社インフォーエス (代表取締役: 山田 具男、以下インフォーエス) と、KDDI株式会社 (代表取締役社長兼会長: 小野寺 正、以下KDDI) は、KDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」を活用したIP電話ソリューションに関して、両社で協業していく事で合意しました。
数年前から始まった企業における電話システムのIP化は、現在第二段階として、業務アプリケーションと連携したオフィス環境の効率化に焦点が当たっております。その中で、FMC (Fixed Mobile Convergence: 固定とモバイルの融合) が一つのブームになっています。両社は、auの無線LAN対応携帯電話「E02SA」を用いて、オフィスでのIP電話のさらなる効率化を、大企業から中小・中堅企業に拡大するため、新たなFMCソリューションを開発しました。今後両社は、「E02SA」を活用したIP電話ソリューションを積極的に提案し、お客様のオフィス環境改善に向けて支援してまいります。
今回の合意により、両社は次の取り組みをしていきます。
〈インフォーエス〉
「e-Gateway/シリーズ」でIP電話業界をリードしてきたインフォーエスは、2005年よりIP-PBX「e-MOIPEX」を出荷してまいりました。中小・中堅規模のお客様に2,000台を越す導入実績がありますが、この度auの無線LAN対応携帯電話「E02SA」に対応したことにより、中小・中堅企業のFMC実現をさらに推進できることになりました。「E02SA」との接続は、「e-MOIPEX Mobile Pack」として2008年2月からサポート開始致します。また、「e-MOIPEX」を既存のPBX (ISDN接続)、IP-PBX (IP接続) に接続して、「E02SA」を収容するモバイルゲートウェイとしてもご利用が可能です。
インフォーエスは、ネットワークシステム、IP電話システムなどの幅広い設計・構築・運用に関するノウハウを結集し、ユーザーの無線LANにおける環境調査、設計、構築、などもトータルに提供していきます。
なお、「e-MOIPEX Mobile Pack」とは、「e-MOIPEX」、「E02SA」、アクセスポイント、リモート保守サービス等をセットで提供するパッケージ商品のことを言います。
〈KDDI〉
KDDIは、オフィスでは内線電話、外出時にはau携帯電話として使い分けることが可能な、au初の無線LAN対応携帯電話「E02SA」を提供します。これにより、社内外のシームレスなやり取りを実現し、ユーザーの業務効率化を図ります。また、au携帯電話サービスはもとより、IPテレフォニーソリューションと親和性の高い「光ダイレクト」「メタルプラス」等の固定系電話サービスの販売を一層推進します。
IP技術開発に特化して1996年に創立のインフォーエスは、いち早くSIP (Session Initiation Protocol) 技術に着目し、「e-Gateway/」で代表される中小・中堅企業向けIP電話システムをSIPベースで開発してまいりました。2003年より出荷を開始し、20,000台を超える導入実績を持っています。2005年に発表された「e-MOIPEX」は、ボイス (音声) だけでなくマルチメディアデータ (画像) も扱えるシステムとして、導入されたお客様に好評を博しています。ゲートウェイ機能、IP-PBX機能、SIPサーバ機能等、各種の機能を搭載した「e-MOIPEX」は、今後の中小・中堅企業のお客様の社内電話システムの刷新と、FMCを含めたオフィス環境の効率化追求の第一歩に貢献するものと確信しています。
KDDI初の無線LAN機能を搭載したau携帯電話である「E02SA」は、1台でVoIPによる内線電話と携帯電話の機能を実現します。これにより、オフィスでは内線電話、外出時には通常の携帯電話として使い分けでき、業務効率の向上を可能とします。
なお、KDDIでは、無線LAN対応の携帯電話を利用した無線LANケータイ内線ソリューションの総称を「OFFICE FREEDOM (オフィスフリーダム)」とし、インフォーエスはOFFICE FREEDOM認定パートナーとして活動していきます。