株式会社中海テレビ放送
株式会社サテライトコミュニケーションズネットワーク
DXアンテナ株式会社
KDDI株式会社
2009年3月3日
株式会社中海テレビ放送 (本社: 鳥取県米子市、代表取締役社長: 秦野 一憲、以下「中海 テレビ放送」)、株式会社サテライトコミュニケーションズネットワーク (本社: 鳥取県米子市、代表取締役: 高橋 孝之、以下「SCN」)、DXアンテナ株式会社 (本社: 兵庫県神戸市、代表取締役 社長: 米山 實、以下「DXアンテナ」) および、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表 取締役社長兼会長: 小野寺 正、以下「KDDI」) の4社は共同で、2009年4月29日から7月末まで鳥取県西伯郡日吉津村 (ひえづそん) において、ケーブルテレビアクセス網を中継線として利用したエリア限定ワンセグ放送の実証実験を行います。
これは中海テレビ放送が実験試験局 (総務省電波免許) の運用、ネットワーク構築など実験の主体となり、SCNが地域コンテンツ制作を、DXアンテナ、KDDIがシステム構築を担当し、日本で初めて地元居住者の日常生活に密着したエリア限定ワンセグ放送の実証実験として実施するものです。電波測定などの技術検証に加え、地域情報のギャザリング、放送-通信連携などのサービス実験やエリア限定ワンセグ放送をご覧いただいた一般の方へ利便性などに関するアンケートを行うことにより、将来のサービスモデルを検証することを目的としています。
期間中は、中海テレビ放送のコミュニティチャンネル (ケーブルテレビの自主番組) の他、日吉津村役場やイオン日吉津ショッピングセンター (以下「イオン日吉津SC」) などと連携した特別編成番組、関連イベントの生中継などをワンセグ向けに配信する予定です。今回の実証実験では、一般の地上デジタル放送と同様の周波数を使用するため、市販されている携帯電話やカーナビなどのワンセグ端末で視聴することができ、多くの方にエリア限定ワンセグをご覧いただき、将来のワンセグ放送の視聴スタイルを体験していただけます。
エリア限定ワンセグ放送は、限られた地域だけで視聴できるため、通常の地上デジタル波のワンセグ放送とは異なり、地域に密着したコンテンツを配信できる特徴を持ち、地域活性化のための取組みのモデルとしても期待されます。