日米間の「超高速イーサ専用線」の開始について

No. 2009-135

2009年5月27日

KDDIは、日本と米国の2点間 (Point to Point) をイーサネット・インタフェースで接続する専用線サービス「超高速イーサ専用線」の提供を、2009年6月30日より開始します。

近年、インターネット通信の増加やお客さまがご利用されるアプリケーションの高度化に伴い、日本と米国間の通信トラフィックは劇的に増加しているため、インターネットサービスプロバイダーをはじめ、さまざまな業種のお客さまの広帯域サービスへのニーズがさらに高まっています。

「超高速イーサ専用線」では、これらの広帯域ニーズにお応えするため、従来の「国際専用線サービス」でご提供していた155Mbps、620Mbps、2.4Gbps (注1)、10Gbps (注1) に加え、新たに300Mbps、450Mbps、750Mbps、900Mbps、1Gbpsの帯域品目を追加しました。これにより、お客さまは必要に応じて中間帯域の選択が可能となり、最適なネットワーク環境を構築できます。また、ご利用帯域を変更しても、お客さまへご提供するインタフェース (注2) は変わらないため、容易に帯域の変更が行えます。

さらに、汎用化されたイーサネットのインタフェースをWAN側でもご利用頂けるので、従来の専用線に必要なネットワーク機器に比べ、ネットワーク機器コストの削減等も可能です。またLANとWANを意識しない柔軟なネットワークを構築したいというニーズにもお応えすることが出来ます。

今後は、RJCNケーブル (注3) を利用した低遅延の日本-英国間、および日本-香港間、日本-シンガポール間にも、「超高速イーサ専用線」を順次提供していく予定です。

  • 注1) 「超高速イーサ専用線」の帯域品目には2.4Gpbsと10Gbpsはございません。
  • 注2) インタフェース: お客さまに提供する物理的な接続口のこと。
  • 注3) RJCNケーブル: (Russia-Japan Cable Network) Rostelecom社と共同建設した日露間光海底ケーブル。

〈参考〉提供帯域一覧 (単位: bps)

  155M 300M 450M 620M 750M 900M 1G 2.4G 10G
専用線 - - - - -
イーサ専用線 - -
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