「KDDI Powered Ethernet」や「KDDI IP-VPN」などのネットワークサービス向けにこれまで提供していた、宅内LAN部分を24時間365日体制で監視・管理する「ネットワークマネージメントサービス」へ、新たに機能を拡充します。対象となるネットワークサービスに2010年3月より「KDDI WVS」を加え、さらにLAN環境全体への監視範囲拡大や、WANトラフィックを可視化できる回線診断の機能を追加しました。WAN領域だけでなく、LAN領域までアウトソーシングを可能とすることにより、WAN/LAN全体の監視・故障対応における運用負荷を軽減できます。
(1) 「ネットワークマネージメントサービス LAN監視プラン」
KDDIが用意する機器・リソース監視装置により、「KDDI WVS」などのWANサービス経由で、LAN機器の死活監視 (注) やトラフィック、メモリ使用量、レスポンス等、リソース状況の監視・確認を可能にします。単なる死活情報やリソース状況の報告だけでなく、お客さまがご契約されているベンダーさまへの障害対応手配やレポートに基づいた定期報告会も実施します。
(2) 「ネットワークマネージメントサービス WANトラフィック分析プラン」
企業ネットワークにおけるトラフィック設計・アプリケーション設計は、これまで通信事業者から提供されるWANトラフィックレポートに基づき行われていました。しかし、トラフィックの総量のみのレポートだけでは、お客さまがEnd-to-Endで感じるレスポンスの遅延原因が、サーバ (アプリケーション) にあるのかネットワークにあるのかが判別できず、適切な対処を行うことが難しい状況です。
本プランを導入いただくことにより、今までブラックボックスとなっていたWANトラフィックを可視化し、遅延原因箇所の把握・拠点単位で必要十分な帯域の割り出しが可能となり、お客さま投資効率を向上させ、ネットワークコストを大幅に削減することが可能となります。