アプリケーション最適化サービスの提供開始について〈別紙〉

●1. サービス内容

このアプリケーション最適化サービスは、お客さまのネットワーク内で使用されるアプリケーションを「識別」して、お客さまが、アプリケーション単位で「優先制御」、「高速化」することができるサービスです。お客さまは、本サービスを利用することによって、現在ご利用している通信回線の容量を増やすことなく、利用環境の改善や、業務の効率化を図れます。
セントラルサーバー方式による一括管理により、お客さまは、本社などの統括拠点から、全拠点の最適化設定を行なえます。また、レポーティング機能により、お客さまは、全拠点間のメッシュ環境におけるアプリケーション単位の品質レポートを閲覧できます。

図: サービス内容

(1) アプリケーション識別
業務アプリケーションや、データ遅延の影響を受けやすいテレビ会議など、ネットワーク内で使用されるアプリケーションを全て識別できます。

図: アプリケーション識別

(2) 優先制御、高速化設定

1) 優先制御
ネットワークで品質を優先するアプリケーションの順位を15まで設定できます。
16以上のアプリケーション優先順位設定は、オプションサービス (追加料金) で利用できます。

2) 高速化設定
ACK回数の削減 (注1) 及びウィンドウサイズ (注2) の拡張により高速化を図り、さらにデータの圧縮やキャッシュ機能 (注3) により効率的にデータ転送を行います。

  • 注1) acknowledgement: コンピュータ間の通信において、送信先のコンピュータから送信元のコンピュータへ送られるデータ転送が正常に終了したときなどに、送信先のコンピュータから送信される信号。
  • 注2) 送達確認なしに連続して送受信できるデータ量。
  • 注3) 使用頻度の高いデータを高速な記憶装置に蓄えておくことにより、毎回低速な装置からデータを読み出す処理を省く機能。

(3) レポーティング機能
アプリケーション毎の実パケット単位の測定による正確な統計レポートを提供します。

図: レポーティング機能

(4) 仮想最適化機能
機器を設置せずにアプリケーションの利用状況の把握や、一部の最適化機能を利用できる機能です。

〈提供機能〉

  • アプリケーション識別
  • 優先制御、高速化機能 (TCP (注4) のみ)
  • レポーティング機能
  • 注4) Transmission Control Protocol: コンピュータ間の通信において、「双方の接続」「データ到着の確認」「タイミング調整」「エラー訂正」などを行う機能。

●2. 提供エリア

世界170の国と地域

●3. サービス申し込み受付開始日

2010年4月1日

●4. 提供対象ネットワークサービス

(1) KDDI Global Powered Ethernet

(2) KDDI Global IP-VPN

(3) KDDI Global IP-VPN エコノミー

(4) 海外エリアネットワークマネージドパッケージ

●5. 料金

(1) サービス導入金:
導入サポート費用・拠点毎の機器設置費用が発生します。詳細は、営業担当者にお問い合わせ下さい。

(2) 月額利用料金:
最適化装置 2万円/拠点~ (契約帯域によって異なります。)
仮想最適機能 1万円/拠点

  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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