〈第二回「蒼き賞」概要〉
グランプリ: 「冬のひまわり」 カッパ (宮崎県、16歳)
準グランプリ: 「Over the Bridge」 渡冶原 海 (埼玉県、14歳)
「スズノネ」 猫恵 (埼玉県、19歳)
ある日突然、二人の親友を失ってしまった海斗。新鮮味のない曇った世界に残ったのは、恐怖と絶望だけだった。なぜ僕だけが助かったのか? なぜ僕だけが生きているのか? と苦悶する日々を送っていた。しかし、農業を営む裕子との出会いによって、凍り付いた人生がゆっくりと解けて行く……。
人生はいつだって変えていけるんだ!はじまりの一歩を強く踏み出す青春小説。― 『冬のひまわり』カッパ
主人公はそれぞれ、突然親友を通り魔に殺されてしまう少年や、「ともだち」から悪意を向けられる少年、そして、図書館で幽霊と恋に落ちる青年。3作品から、今の10代の若者がリアルに体験している青春、恋愛、学校生活、「生きること」が浮かび上がってきます。
〈一昨年、TOKYO FMと幻冬舎により始まった文学史上、最高にロックな新人賞。文字通り、蒼い才能を、蒼く光らせる文学賞である。ノミネートされた10代の作家たちは、夏から秋にかけて、リアルタイムに感じた "感性" を、そのまま作品にぶつける。完成された作品を募集するのではなく、未完成の状態でノミネートと連載を実施するのは、その "ライヴ感" を大切にしたいからである。連載中の時間軸で感じた感覚を、そのまま文字に刻んで行く、ロックなライヴ・ライティング。これが、10代限定の文学新人賞「蒼き賞」の特徴と意義である。第二回からKDDIも主催社として加わり、au携帯電話向けに電子書籍での連載も開始した。〉
"全国の蒼き若者たちの未来の鍵 (LOCK) を握るもうひとつの学校! " をコンセプトに、パーソナリティのとーやま校長とやしろ教頭ほか、人気アーティスト、女性タレントたちをレギュラー講師陣に迎えお送りしている、TOKYO FMをはじめとする全国38局ネットで、平日午後10時から放送中のラジオ番組です。2005年10月の番組開始以来、ネット世代である若者から支持を得ており、番組サイト (PC + 携帯) へのアクセスは、月間で6,000万ページビューにも達しています。
「明日エクスプレス」村咲絢香 (岩手県、15歳)、「Over the Bridge」渡冶原海 (埼玉県、14歳)、「スズノネ」猫恵 (埼玉県、19歳)、「なぜ、ナゼ、何故」橙愛 (群馬県、13歳)、「冬のひまわり」カッパ (宮城県、16歳)、「ロンリーベム」イヌワラビ (京都府、15歳)
グランプリには、賞金30万円を贈呈。
さらに、2010年6月、受賞3作品は幻冬舎より書籍刊行、au限定で電子書籍として配信開始。