No. 2010-184
2010年6月17日
KDDIは、2003年3月に制定した「KDDI環境憲章」にもとづき、グローバル企業として地球環境保全に取り組むことが重要な責務ととらえ、さまざまな活動に取り組んでいます。
このたび、2009年度の活動報告をまとめ、「KDDI CSR REPORT 2010」内で公開しましたので、お知らせします。
2009年度の環境活動の主な特長は以下の通りです。
ICTの利用拡大により、当社の電力消費量が増加しています。このため、電力消費量の約98%を占める通信設備の省エネルギー化に取り組む「Green of ICT」と、ICTの利活用により社会全体の環境負荷低減を図る「Green by ICT」の2つの側面から、地球環境保全に取り組んでいます。
(1) Green of ICT
2009年12月に太陽光、蓄電池、商用電力の3つの電力を制御する「トライブリッド方式電力制御技術」を搭載した、au携帯電話基地局の試験運用を開始しました。
また、省エネルギー性能に優れた機器の調達を推進するために「KDDIグリーン調達ガイドライン」を策定し、今年度から運用開始しています。
(2) Green by ICT
当社の製品やサービスの製造・使用・廃棄あるいは再使用に至る全ての段階を通して排出されるCO2の量を評価する「LCA (ライフサイクルアセスメント)」を活用し、環境負荷の定量的な効果の把握に努めています。なかでも「KDDI Wide Area Virtula Switch」の「Virtual データセンター」で提供する「ファイルサーバサービス」は、拠点ごとに分散していたサーバーをデータセンターへ集約し、一元管理することで、効率的なサーバー運用となり、CO2排出量の大幅な削減効果のあることが判明しました。
携帯電話のリサイクルを推進し、2009年度は携帯電話本体の回収数は、前年度から約30万台増加し、219万台となりました。また、マテリアルリサイクル率は99.6%まで向上しました。
環境マネジメントの質的向上のため、2009年度から環境会計を導入し、CSRレポートにおいて公開しました。
詳細は、CSRレポートをご参照下さい。