日本電気株式会社
KDDI株式会社
2011年1月11日
NECとKDDIは、世界初の3周波数帯対応RFID機能を搭載した携帯電話端末と、この携帯電話を活用したモバイルクラウドサービス基盤の開発 (注1) を共同で進めてきましたが、このたびKDDIのauインフラを利用して共同でサービスを展開する業務提携をいたしました。本サービスの提供開始は、平成23年3月となる予定です。
本サービスは、商品等に付けられたRFIDタグに携帯電話を「かざす」だけで、利用者が様々なアプリケーションサービスを簡単かつ安心・安全に受けられるモバイルクラウドサービスを実現し、外勤の多い営業要員の業務サポートや、様々な資産を点検する保守要員の業務サポートをはじめ、一般社員の日常業務のサポートをするソリューションサービスを提供するものです。
本業務提携に基づき、NECがサービス基盤の構築、運営、販売を担当し、本年9月1日に設立した「モバイルクラウドサービス事業部門」を中心に事業推進をはかります。NECは、KDDIのネットワークをMVNOとして利用することにより、本サービス提供の中核となるRFIDサービス提供基盤「Bitgate」(注2) に加え、RFID機能搭載携帯電話端末および通話機能などを含む3G回線をセットにし、一括した業務ソリューションをユーザに提供します。
KDDIは、NECとの提携によるRFID業務ソリューションの提供を通して、お客さまに携帯電話とRFIDを連携させた新たな利用シーンを提案していきます。
NECとKDDIは、本サービスを「オープン・プラットフォーム」とすることで、様々なSaaSベンダーやアプリケーション開発ベンダーにも広く開放し、サービスアプリケーションのラインアップを拡充していきます。
また、今後両社は、次世代機の開発やグローバルを視野に向けたビジネスの推進を検討していきます。