No.2011-0336
2011年12月15日
KDDIは、AR (Augmented Reality: 拡張現実感) の新ブランド「SATCH」 (サッチ) を立ち上げ、より身近に、手軽に、便利にお使いいただけるARアプリケーションをご提供します。
「SATCH」は、「 (情報を) 察知する」「サッと (ケータイを) かざしてチェックする」という意味で、「世界は見えているより、もっと楽しい。」をキーワードに、ARを生活ツールへと進化させ、より日常に溶け込んだ世界を目指します。
「SATCH」の浸透および、ARアプリケーションの更なる普及に向けて、Total Immersion S.A. (本社: フランス、CEO: Bruno Uzzan、以下トータルイマージョン)の画像認識技術を用いたモバイル向けARソフトウェア開発キット「SATCH SDK」を、2011年12月15日より開発者向けウェブサイト「SATCH Developers」 (注) にて無償で提供し、ARアプリケーション開発のオープン化を図ります。
「SATCH SDK」は、トータルイマージョンが持つ画像認識エンジン「D'fusion®」を活用しており、2次元バーコードなどのマーカーを使わずに画像を直接読み取ることができ、画像の認識精度・追従性・安定性に優れています。
各企業やアプリケーションプロバイダーは、「SATCH SDK」を利用することで、オープンな開発環境でモバイル向けARアプリケーションを制作でき、ARアプリケーションをau one Marketにご登録いただくことにより、ARを取り入れた新たな企業プロモーションやサービスを展開いただけます。これにより、お客さまは、商品や店舗、観光地などジャンルを問わず、ARアプリケーションから取得した様々な情報や映像などで、日常的にARを通した新しい世界をお楽しみいただくことが可能となります。
すでに、江崎グリコ株式会社、サントリー酒類株式会社、森永製菓株式会社等の企業、団体に「SATCH SDK」を利用したARアプリケーションをご採用いただいています。
また今後は、「SATCH SDK」で開発されたモバイルARアプリケーションをご紹介するポータル機能や、ARアプリケーションの再生機能を搭載したARブラウザ「SATCH VIEWER」 (仮称) の提供を予定しており、お客さまがARをより身近に楽しめる環境を整えていきます。