トヨタ自動車と岩手県釜石市が実施する「オンデマンドバスシステム」実証実験に通信分野で参画
~釜石市の本格復興にICTで貢献~

2012年10月9日

KDDIは、2012年10月10日よりトヨタ自動車株式会社と岩手県釜石市が共同で実施する「オンデマンドバスシステム」の実証実験において、通信分野で参画します。

「オンデマンドバスシステム」は、仮設住宅地において、利用者が希望する場所や時間に利用できる乗り合いバスを運行し、復興に伴い変化する街の交通事情に追従できる交通システムの構築を目指すものです。トヨタ自動車がオンデマンドバスの運行のベースとなる「オンデマンド交通システム」を提供し、釜石市が同市所有の小型バスでオンデマンドバスの運行を行います。
KDDIは、豊田市低炭素社会システム実証実験等での成果を活用し、オンデマンドバスの車内や釜石市内の公共施設などでバスの運行状況や予約状況を分かりやすく情報提供するためにタブレットや通信端末を設置するとともに、電話をお持ちでない仮設住宅の居住者の方々に対して、バスを予約するための専用端末の貸し出しを行います。

KDDIは、これまで釜石市で開催された岩手県総合防災訓練への積極的な参加などを通して、同市と良好な関係を築いてきました。さらには、釜石市が策定した復興まちづくり基本計画「スクラムかまいし復興プラン」の実現に貢献するため、2012年10月より社員1名を常駐派遣しています。今後は、全社支援体制の下、KDDIが持つ豊富なICT利活用のノウハウをベースに、釜石市の復興を強力に支援していきます。

KDDIは、これからも新たな街づくりを目指す自治体との連携活動を進めていきます。

〈参考〉

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