〈お知らせ〉 災害に備えたau基地局の長期停電対策について
~トライブリッド基地局100局、基地局バッテリー24時間化2,000局の設置完了~

2013年3月29日

KDDIは、東日本大震災を踏まえた災害対策の一環として、au基地局の長期停電対策を推進してきました。このたび、トライブリッド基地局100局、基地局バッテリー24時間化2,000局につきまして、それぞれの設置が完了したことをお知らせします。

「トライブリッド基地局」は商用電力、太陽光、蓄電池の3つの電力を効率的に活用することで、災害時の停電対策や、再生エネルギー活用による省電力化が期待できます。また、「基地局バッテリーの24時間化」は、停電時のバックアップ電力として十分な時間を確保することで、自治体や駅などの主要拠点における重要通信の確保に備えることができます。

今後もKDDIは、基地局バッテリーの長時間化に加え、大ゾーン基地局の設置、船舶型無線基地局の実用化 (注1) など、災害時でもお客さまに安心して通信サービスをご利用いただくための取り組みを推進します。あわせて、耐災害性を高めるための研究開発として、非常用発電機の制御を備えたトライブリッド基地局の高度化検討 (注2) や、基地局に設置して利用する非常用ポータブル電源装置 (注3) の開発および実証実験に取り組んでいきます。

  • 注1) 「船舶型無線基地局の実用化」は総務省中国総合通信局で開催された「災害時における携帯電話基地局の船上開設に向けた調査検討会」において技術検討および実地試験を行ったものです。
  • 船上からの携帯電話サービスは災害時に有効-巡視船「くろせ」上での実地試験で確認-
  • 注2) 「トライブリッド基地局の高度化検討」は、「容量可変光ネットワーク制御方式に関する研究開発」、「震災時を想定した障害推定とレストレーションプラン解析・算定技術の研究開発」などとともに、総務省平成23年度補正予算委託研究「大規模災害においても通信を確保する耐災害ネットワーク管理制御技術の研究開発」」の一部として研究開発したものです。
  • 大規模災害においても通信を確保する耐災害ネットワーク管理制御技術の研究開発
  • 注3) 「ポータブル電源装置」は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池を用いて、運搬や設置を容易にした電源装置です。本装置により、停電時に移動電源車や発電機に代わって電源供給が可能となり、燃料を使って発電を行うときに発生する騒音やCO2排出等の問題が解決されます。
  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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