〈お知らせ〉 位置情報ビッグデータを地方自治体の観光・地域振興に活用 〈別紙〉

観光動態調査プロジェクト概要

●1. 位置情報ビッグデータ利活用フロー概略

本取組における位置情報ビッグデータの利活用フローは以下の通りです。

図: 位置情報ビッグデータ利活用フロー概略

(1) 位置情報データの利用及び、個人が特定できない形式に加工した上で第三者に提供することに同意を頂いたauスマートフォンユーザーの情報を取得します。

(2) KDDIは協力自治体へ提供する、分析に必要な位置情報データのみを抽出し、誰の情報であるかわからない形式へ加工 (位置情報とユーザーの紐づけキーのハッシュ化、位置情報の時間的空間的メッシュ化、等) し、コロプラへ提供します。コロプラで個人を特定することはありません。

(3) コロプラは授受したデータを統計的に分析し、レポート化し協力自治体様へ提供します。また、コロプラはKDDIより授受したデータを本実証実験以外の目的で利用することはありません。

〈提供レポートイメージ〉
流入経路別来訪者数・来訪者構成比レポートイメージ

図: 流入経路別来訪者数・来訪者構成比レポートイメージ

市区町村別平均滞在時間 (昼間) マップイメージ

図: 市区町村別平均滞在時間 (昼間) マップイメージ

●2. 位置情報ビックデータに関する両社のこれまでの取り組み

〈KDDI〉

位置情報をはじめとするビックデータの利活用について、総務省の「パーソナルデータの利用・流通に関する研究会」など各種研究会へ参画し、通信事業者が保有するデータの公共・学術・産業分野への活用検討を推進。

〈コロプラ〉

2011年3月に「コロプラおでかけ研究所」を発足し、CSR活動の一環として同社が展開するゲームアプリで蓄積された位置情報を活用した観光動態調査レポート・コンサルティングを、12の自治体および地方公共団体へ提供。

●3. 本実証実験における具体的取り組み内容

三重県 伊勢市

伊勢市は「神宮ご鎮座のまち」として、年間約800万人もの来訪者を受け入れています。
KDDI・コロプラは、同市がより安全かつ快適に観光を楽しめる環境づくりを推進するために、一定期間内の伊勢市来訪者の移動情報を、複数の観点から分類し、各々の市内来訪状況を分析・可視化することで、伊勢市内の交通環境の整備や滞在型観光推進等の検討に貢献していきます。

埼玉県

埼玉県は、川越や秩父などの人気の観光エリアに加え、花の名所、遺跡、工場見学ツアーなど多種多様な観光資源を有し、近隣都県からの日帰り観光客を多く受け入れています。
KDDI・コロプラは、位置情報ビックデータを活用した周遊・来訪状況分析によって、同県内の各観光エリア間での周遊性の高い観光ルート開発や、群馬県や新潟県との広域的な連携による観光促進に貢献していきます。

徳島県

徳島県は、阿波おどり、鳴門の渦潮、吉野川などの豊かな観光資源を有していることに加え、2014年度に予定されている本州四国連絡高速道路への全国共通料金制度の導入により、更なる観光客の増加が見込まれています。そのため、同県では、来訪者の周遊や宿泊を促進し、県内滞在の長期化を図る観光振興施策を検討しています。
KDDI・コロプラは、今回の実証実験において、同県だけでなく四国他県、関西、中国、首都圏等遠方からの観光客の宿泊傾向や周遊状況を分析・可視化することにより、広域・周遊型の観光誘客戦略の検討に貢献していきます。

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