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東京都市長会 勉強会レポート
はじめに
KDDIでは今年度、東京都市長会による「多摩地域における行政デジタル化推進事業支援業務」を支援する事業者として、プロジェクトチーム・分科会の運営や実証実験実施に対する準備を開始しております。その一環として、5月28日 (金) に「自治体におけるデジタル変革の進め方」と題する勉強会を開催しました。
今回は、講師として自治体DX分野で幅広くご活躍中のお二人をお招きしました。
参考: 東京都市長会 多摩地域における行政のデジタル化推進について
東京都市長会では、国・都における行政のデジタル化への機運の高まりや、多摩地域全体が直面しているICT人材確保・育成等の課題を踏まえ、行政のデジタル化の推進事業に着手。推進事業は、多摩地域内の広域連携によるスケールメリットを活かした自治体業務の効率化や標準化、及び住民サービスの利便性向上を図ることを目的とする。市町村職員が参加するプロジェクトチーム及び分科会を設置、デジタル化に向けた議論や実証実験等を実施予定。
イベントの様子
初となる今回の勉強会はLINK FOREST (東京都多摩市) でハイブリッド形式 (現地およびオンライン) にて、約50名の東京都市町村の自治体職員の皆様にご参加いただきました。
冒頭、KDDI地方創生担当の松野によるご挨拶と講師ご紹介後、セッション [1] として菅原様にご講演いただきました。DXとICTの違い、自治体におけるDX推進のノウハウ・ポイントについて、先進的な取り組みを実践する福島県磐梯町やエストニア共和国などの事例など、時折ユーモアも交えながら約60分間を超すお話をいただきました。
セッション [2] では高橋様がモデレーターとしてご登壇。ご自身が率いる (株) ディジタルグロースアカデミアのご紹介の後、双方向質疑ツール「Slido」を使い、リアルタイムで寄せられる各自治体からの質問に、菅原様との対話形式で回答するという、新しいスタイルのトークセッションを約40分間開催しました。有効に時間を活用しながら個別の質問にも的確なご回答をいただくなど、盛会のうちに終了となりました。
セッション終了後は、会場であるLINK FOREST2階のKDDIミュージアムもご見学いただき、自治体職員の皆様に通信の歴史にも接していただく貴重な機会となりました。
参考 東京都市長会とは
多摩地域の住民の福祉の向上と地域の発展のため、26市の市長が多摩地域の諸課題について、協議、検討及び政策提言を行うことを目的とする団体です。
おわりに
転居届や出生届をはじめ、日頃の廃品回収から子供の学校教育や施設予約、災害時の罹災届まで、国民全員が大変お世話になっている自治体ですが、そのあまりに多くの手続き (3000種類以上!) も理由となり、企業に比べIT化やオンライン化はなかなか進めづらいのが実情です。そのような中、東京都・多摩地域の30市町村の職員にご参加いただき、DX推進につき共に学ぶ機会をご提供することができて大変うれしく思います。
各自治体職員の方は業務多忙であり、なかなか自治体を超えた意見交換や知見の共有などをする機会がないとも伺っております。今回を契機に各自治体でDXを推進する皆様が自治体の枠を超えて、共にアイデア出しや意見交換をしあい、住民の満足度向上のみならず、自治体職員の皆様の働き方改革にもつなげていける活動を今後も積極的にサポートしてまいりたいと考えております。
概要
名称 | 東京都市長会 行政のデジタル化プロジェクトチーム分科会勉強会 |
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開催日時 | 2021年5月28日 (金) 14時~16時10分 |
会場 | LINK FOREST (東京都多摩市) |
主催 | KDDI株式会社 |
協力 | KDDIラーニング株式会社 株式会社ディジタルグロースアカデミア |