- KDDIホーム
- 企業情報
- 地域共創 (Te to Te)
- 地域共創の取り組み事例
- 【地域サポーター】『飯綱りんごde作り隊 第1回目企画』実施レポート
【地域サポーター】『飯綱りんごde作り隊 第1回目企画』実施レポート
はじめに
KDDI地域サポーター (注1) が、昨年度までの勉強会による地域の課題への理解深耕に加え、今年度からは参加型による地域貢献プログラムへの取り組みを開始しました。
プログラム第1弾は、長野県応援企画「飯綱リンゴdeつくり隊」。長野県飯綱町にある株式会社サンクゼール様 (注2) と株式会社カンマッセいいづな様 (注3) のご協力を得て実現することができました。プログラムは1年間を通して、4つのステップで実施していきます。今回はそのファーストステップの実施状況のレポートです。
イベントの様子
◆「飯綱リンゴdeつくり隊」概要
地域サポーターが、飯綱町の皆さんのご協力を得て、町のりんごの木のオーナーになり、その木から収穫されたりんごを使ってシードルを製作。地域サポーターは商品企画~販売まで関わります (下記図参照)。その収益金はサンクゼール様を通して町へ還元される仕組み。
1年間のプログラム概要
◆イベントの様子
当日は、KDDI長野県サポーターを中心に、67名がオンランで参加。プログラムは2部制で、第1部では、全体概要をKDDI事務局が紹介、つづいてカンマッセいいづな様とサンクゼール様より、町おこしの様々な取り組みや思いをお話頂きました。第2部では、少人数のワークショップを開催し活発な議論が交わされました。
「日本一のりんごの町をつくりたい」
カンマッセいいづなの廣田様は、「量は青森にかなわないが、飯綱のりんごは美味い。日本一のりんごの町をつくりたい」と冒頭より熱が入る。「今回みなさんに提供するのは、『ふじ』と『サンふじ』の2種類のりんごの木です。『サンふじ』はその名のとおり、太陽の光をいっぱい浴びて熟したりんごのこと。収穫ぎりぎりまでたっぷりお日様を浴びた美味しいりんごをお届けしたい。りんごの木のオーナー制度が、シードルになって皆さんのお手元に届く、こういったストーリー性をもった取り組みは大変ありがたいことです」とのお話に、参加者からは「りんごが食べたくなりました」「楽しみです」とたくさんのチャットが会場に寄せられました。
「シードルと和リンゴ」
今回、収穫したりんごは、サンクゼール様のワイナリーでシードルに加工されます。サンクゼールの野村様からは、「シードル」について、世界で販売されているシードルの種類や原料となる品種、その醸成過程までわかりやすくご説明いただきました。特に2008年に町と共同で開発した「高坂りんごシードル」の原材料である和リンゴが、衰退し絶滅寸前であったところを町の一人の農家さんの尽力によって保存されたこと、2005年に町の天然記念物になり、2008年には皇居東御苑内の果樹園に和リンゴの3種のひとつとして植樹されたというお話は、参加者が町の人と歴史に触れる貴重な機会にもなり多くの共感が得られました。
「フードペアリングで提案できる!」
製作したシードルは、サンクゼール様で一般販売されるとともに、KDDI社員向けに販売 (社内マルシェ) を予定しています。ワークショップでは、効果的な販売方法を議論しました。「シードルと合う長野ならではの食品とフードペアリングできるとよい」、「全国に興味のある人がいるのだから、東京本社だけでなく、地方もミニマルシェを開いたり、オンライン販売を視野にいれるべき」といった活発な意見が交わされました。
「人とにぎわいを町に」
おわりに
長野のために何かしたい、そういう強い思いがひとつになったイベントでした。
参加者も、東京、長野に在住しているKDDI社員だけでなく、愛知、静岡、金沢、福岡と全国から、またグループ会社社員や、派遣社員の方、年代も20代から50代とさまざまな立場の方が参加する多様性にあふれた会となりました。
地域貢献へのアプローチのひとつとして、同様の取り組みを他地域へも展開していく予定です。
次回は、セカンドステップの「飯綱町アグリツアー」。収穫体験やワイナリー見学をレポートします。お楽しみに!!
概要
名称 | 【地域サポーター】飯綱りんごde作り隊 第1回目企画実施レポート |
---|---|
開催日時 | 2021年9月1日 18:00-19:30 |
会場 | ZOOM オンライン開催 |
主催 | KDDI株式会社 |
協力 | 株式会社サンクゼール、株式会社カンマッセいいづな |