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『高速バス個室内におけるスマートグラスを活用した実証事業の記者会見・体験乗車会』実施レポート
はじめに
KDDIは、包括協定を結んでいる兵庫県豊岡市が受託した令和3年度の観光庁事業において、地域の交通事業者である全但バス株式会社 (以下全但バス)と連携し、高速バス個室内での新たな旅コンテンツを企画立案しました。
具体的には、KDDIが販売中のスマートグラス「NrealLight」を用いたもので、全但バスが新たに作る高速バスの個室内で、地域の観光モデルコース動画やYouTubeなどの多様な動画コンテンツを100インチ超の仮想スクリーンで楽しめるというものです。
この企画にはKDDIが7月に包括協定を結んだ芸術文化観光専門職大学 (以下専門職大学) も参画し、全但バスと専門職大学とのワークショップの中で学生が出したアイデア (バス車外映像を個室内で視聴できるコンテンツなど) についても取り入れられており、KDDI、全但バス、専門職大学の3者で連携した企画となっております。
2021年12月28日の実証運行を開始に先立ち、12月21日に各メディアを集めた記者会見および体験試乗会を実施しましたので、その様子をレポートいたします。
イベントの様子
記者会見は専門職大学にて、全但バス、専門職大学、KDDIの三者に加え、地域メディアやTV局など、6社23名が参加されました。
KDDIからは経営戦略本部 副本部長の宇佐見が登壇し、豊岡市や専門職大学、全但バスとの連携やKDDIが提供するスマートグラス (NrealLight) を活用した企画内容をプレゼンしました。
その後、豊岡駅前の市営駐車場へ移動し、12月28日から運行開始予定の個室付き高速バスの体験試乗会を実施しました。
全但バスより車体の概要説明や各機能の説明があり、KDDIからはスマートグラスによる動画視聴について案内、デモを行いました。
記者からは、100インチ超の仮想スクリーンで動画が楽しめることに驚きの声が上がり、新しい観光体験として高い期待の声が寄せられました。
その後に実施した体験試乗会には、2022年春頃に全但バスでの実習を行う予定の専門職大学の学生も10名程度参加し、バス個室への乗車やスマートグラスのデモを体験しました。参加した記者や学生からの質問も非常に多く、盛況な体験試乗会となりました。
動画を視聴する様子
おわりに
今回の企画は、地域交通事業者である全但バスが主体となり、コロナ禍での乗車率減少などの課題解決や移動中の付加価値創出へチャレンジするための実証運行です。
これまで、全但バスとKDDIは2021年2月にも路線バス内でのスマートグラス活用実証を行うなど、新たな観光や旅の形を模索してきました。
今回は、包括協定を締結する専門職大学とも連携し、学生からの視点も取り入れた企画として構築し実施できること、担当としても嬉しく思っています。
今後も、地域の様々な課題解決、そして新たな価値の創出に向けて、KDDIの先端技術を用いてポストコロナを見据えた地域活性化を支援して参ります。
また、引続きSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は未来のためにある。」に向けて、今後も事業を通じて解決する社会課題の一つとして更に地方創生に取り組み続けていきます。
概要
名称 | 全但バス、芸術文化観光専門職大学と連携し、高速バス個室内におけるスマートグラスを活用した実証事業の記者会見、体験乗車会を実施 |
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開催日時 | 2021年12月21日 (火) 12時45分~14時35分 |
会場 | 芸術文化観光専門職大学 |
主催 | 全但バス株式会社 |
協力 | KDDI株式会社 |