三重県初、桑名市においてセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」のお申し込み受付を開始
■「スマホdeドック」について
「スマホdeドック」は、専用の在宅検査キットと、スマートフォンやパソコンから検査結果を確認できるWEBサービスを組み合わせることで、子育て中の専業主婦や自営業の方など健康診断を受診する時間がなかなか取れない方でも、気軽に素早く健康チェックを行うことができるKDDIが提供するサービスです (注1)。
2015年4月より、「生化学14項目血液検査サービス」、2017年1月より「胃がんリスクチェックABC分類」の提供を開始しています。
血液検査サービスでは、専用の検査キット「デメカル血液検査セットFF」を用いて0.065mlという微量の血液を採取し、専用検査センターに郵送すると、約一週間後にWEB上のマイページから、糖尿病の指標 (注2) などを含む14の検査項目結果を確認することが可能です。さらに、検査結果に対する医学的見地からのコメントや、悪化要因・改善ポイントに関するアドバイス (注3)、自宅近くの病院や、疾患リスクのある病気に関する正しい情報を検索することができます (注4)。
また、今夏より、「スマホdeドック」の血液検査の結果を見てから30日間、無料で専門家 (医師・看護師・管理栄養士・薬剤師など) に健康相談ができる機能を追加しました (注5)。期間中は何度でも質問いただくことができます。
■平成29年度「スマホdeドック」事業について
「スマホdeドック」は、自治体などを通じてお客さまへ提供しており、平成29年度は過去最多となる全国42市区町村を含む45団体にて提供します。
<参画予定の保険者>
エリア | 保険者数 | 保険者名 (順不同) |
---|---|---|
北海道地方 | 2自治体 | 赤平市 (北海道)、他 |
東北地方 | 3自治体 | 会津若松市 (福島県)、他 |
関東地方 | 11自治体 2健康保険組合 |
足立区 (東京都)、東村山市 (東京都)、杉戸町 (埼玉県)、坂東市 (茨城県)、綾瀬市 (神奈川県)、MSD健康保険組合、他 |
中部地方 | 11自治体 1協会けんぽ |
越前市 (福井県)、鯖江市 (福井県)、碧南市 (愛知県)、関市 (岐阜県)、美濃市 (岐阜県)、他 |
近畿地方 | 8自治体 | 枚方市 (大阪府)、東近江市 (滋賀県)、大津市 (滋賀県)、他 |
中国地方 | 2自治体 | 廿日市市 (広島県)、総社市 (岡山県) |
四国地方 | 1自治体 | 観音寺市 (香川県) |
九州地方 | 4自治体 | 国東市 (大分県)、中津市 (大分県)、他 |
■「スマホdeドック」における過去の実績 (A市事例)
A市では2015年度、特定健診未受診の、国民健康保険に加入している41歳を対象に実施しました。検査完了者「38名」について、レセプトデータと突合した結果、「スマホdeドック」検査完了者のうち「約2割」が医療機関を受診し、そのうち「57.1%」が糖尿病と診断されています。
「スマホdeドック」により糖尿病重症化前の早期発見、早期治療開始につながりました。
A市のレセプトデータとの突合結果
「スマホdeドック」 検査完了者数 |
医療機関受診率 (注6) | 糖尿病診断率 |
---|---|---|
38 | 18.4% | 57.1% |
■参考: 平成28年度「スマホdeドック」事業報告
平成28年度健診として「スマホdeドック」を全国30自治体、2健保組合、3協会けんぽ (計35団体) に案内しました。