「鯖、復活」養殖効率化プロジェクト、2019年の成果
~出荷尾数は3倍に。AI分析を導入し、さらにおいしい鯖へ~
KDDI株式会社
2020年2月14日
KDDI株式会社は、2017年から小浜市などと産学官連携をして、鯖の養殖への挑戦-「鯖、復活」養殖効率化プロジェクト-に取り組んでいます。本プロジェクトの2019年の成果と新たに開始した取り組みについてまとめました。
プロジェクトの2019年の成果と新たな取り組みの概要
1. 出荷尾数、3倍に増加
2019年の出荷尾数は11,000尾に増え、2017年比で3倍になりました。地元住民らが発起人となって田烏水産株式会社を設立。小浜市直営の事業が民間に移譲され、今後ますます事業の拡大が見込まれています。
2. AI分析を導入
IoTセンサーで取得した、いけすの水温や酸素濃度などのデータをAIを使って分析し、養殖ノウハウのマニュアル化の取り組みを開始しました。さらに、魚が食べたい時に食べたいだけ自発給餌するシステムや、水中カメラによる魚体サイズの推定に取り組んでいます。IoTやAIは、さらにおいしい鯖を生産する起点になっています。
3. ブランドサバランキングで6位に
2019年のぐるなび調査で、「小浜よっぱらいサバ」は、養殖サバ独特の生臭さがなく刺身でもおいしいブランドサバとして6位に選出されました。(養殖鯖としては2位)
4. 社会科の資料集に掲載
「つくり育てる漁業」の代表例として、本プロジェクトが小学5年生向け社会科資料集に掲載されました。
本件の詳細は弊社の地方創生サイト「Te to Te」をご参照ください。