MaaSアプリ利用でクーポンを提供する地域密着型MaaS実証実験を愛知県春日井市高蔵寺ニュータウン地区で開始
春日井市
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
KDDI株式会社
株式会社KDDI総合研究所
2020年12月18日
愛知県春日井市 (市長: 伊藤 太、以下 春日井市)、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学 (所在地: 愛知県名古屋市千種区、名古屋大学総長: 松尾 清一、以下 名古屋大学)、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI)、株式会社KDDI総合研究所 (本社: 埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長: 中村 元、以下 KDDI総合研究所) は、愛知県春日井市高蔵寺ニュータウン地区における新モビリティサービスによる地域活性化を目的とした「自動運転×MaaS実証企画」(注1) の第1弾として、2020年12月18日から2021年2月28日の間、特定モビリティサービスの利用で、割引率の高い商業連携クーポンが利用できる地域密着型MaaSの実証実験 (以下 本実証実験) を行います。2020年12月25日まで、本実証実験に参加するモニター募集 (注2) を行っています。
■背景
高蔵寺ニュータウン地区は、まちびらきから50年以上が経過し、充実した都市インフラや良好な住環境を有しています。一方、初期入居者が一斉に高齢期を迎え、坂道が多い土地柄や人手不足などによる路線バスの運行本数の減少から、免許返納後の移動手段に不安を抱える方が多くなっています。そこで、春日井市では、2016年に「高蔵寺リ・ニュータウン計画」を策定し、多様な移動手段の確保を促進すべく、AIオンデマンド乗合サービス (注3) や団地・地区内の移動を支援する自動運転サービスの実証実験を行ってきました。
このたび、MaaSの社会実装に向けた取り組みとして、これまでの検討に加え、路線バスなどの既存交通や自家用車、徒歩などさまざまな移動手段で目的地までの経路を案内するアプリを開発し、主に子育て世帯をモニターの中心とした本実証実験を行います。
■本実証実験の概要・特徴
専用のMaaSアプリ「高蔵寺おでかけアプリ」(以下 本アプリ) (注4) を用いた地域密着型のMaaS実証実験を実施します。
<MaaSアプリの利用画面例 (注8)>
■各者の役割
<本実証実験協力団体及び企業>
<商業連携クーポン協力団体>
なお、本実証実験は、国土交通省「令和2年度日本版MaaS推進・支援事業」(以下 本事業) の認定を受けた取り組みであり、春日井市、名古屋大学、KDDI、KDDI総合研究所は、本事業を共同で進めることを目的として設立された高蔵寺スマートシティ推進検討会の構成員として本実証実験を進めています。今後も、さまざまなパートナーと連携し、移動手段、利用店舗、決済手段の拡大などにより、地域密着型MaaSのさらなる高度化を図るとともに、社会実装に向けた取り組みを推進していきます。
(参考)
■KDDIの取り組み
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~地方・都市の持続的発展~」に該当します。