経済産業省"地域新MaaS創出推進事業"「塩尻型地域新MaaS×自動運転実証プロジェクト」におけるタクシー型乗用車を用いた「自動運転」公道モデル実証を実施しました
一般財団法人塩尻市振興公社
長野県塩尻市
アイサンテクノロジー株式会社
株式会社ティアフォー
損害保険ジャパン株式会社
KDDI株式会社
2021年2月10日
一般財団法人塩尻市振興公社 (理事長: 古畑 耕司)、長野県塩尻市 (塩尻市長: 小口 利幸)、アイサンテクノロジー株式会社 (本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長: 加藤 淳)、株式会社ティアフォー (本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長: 武田 一哉)、損害保険ジャパン株式会社 (本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 西澤 敬二)、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠) は、一般財団法人塩尻市振興公社 (理事長: 古畑 耕司) を代表団体とする各実証主体と共に、2021年1月12日~1月20日の期間、経済産業省"地域新MaaS創出推進事業"「塩尻型地域新MaaS×自動運転実証プロジェクト」における、タクシー型乗用車を用いた「自動運転」公道モデルの実証実験 (以下 本実証実験) を実施しました。
【本プロジェクトの背景】
塩尻市は、2つのJR駅を中心にそれぞれ形成された市街地とその周辺に点在する農山村地域からなるコンパクトな田園都市で、コミュニティバスを中心とした地域公共交通が運用されていますが、ドライバーの担い手不足や、移動ニーズと路線・ダイヤとの乖離等の課題があり、改善が求められています。本プロジェクトでは、タクシー型乗用車を用いた本実証実験を通して、実用的で公共交通に資する将来の自動運転Level4 (注1) の実用化を目指した取り組みを積極的に進めました。
【タクシー型乗用車を用いた「自動運転」公道モデル実証概要】
乗用車タイプ3台を利用し、1:2遠隔監視型自動走行 (注2) (Level2) を公道で実証し、安全な運行の条件 (ODD (注3))、遠隔監視技術の実用性、安全性向上に必要な対策を継続的に検証しました。それら検証結果を経て、来年度に向け更に技術レベルを引き上げた走行の実現と将来の実用化を見据えた取り組みへと繋げます。
また、実証実験の実施に際しては、安心・安全な自動運転走行を支えるLevel Ⅳ Discovery (注4) ソリューションの各種サービスの導入や、5Gの利用検討およびITSスマートポールと連携したインフラ協調技術との連携を各パートナー企業と進めました。
【本プロジェクト概要】
<実証実験車両>
【実施内容及び役割】
事業者 | 役割 |
---|---|
(一財) 塩尻市振興公社 (長野県塩尻市) | 全体総括 |
塩尻市 (長野県塩尻市) | 地域内調整 |
アイサンテクノロジー (株) (愛知県名古屋市) | 自動運転実証実験総括、高精度3次元地図 |
(株) ティアフォー (愛知県名古屋市) | 自動運転システムの技術支援 |
損害保険ジャパン (株) (東京都新宿区) | 自動運転リスクアセスメント、遠隔見守り、自動運転専用保険の提供 |
KDDI (株) (東京都千代田区) | 4G LTE通信提供および測定、5G基地局設置検討 |
<1:2遠隔監視型自動走行の様子>
<東京都内より自動運転タクシーの
トラブルを遠隔サポートする様子>