KDDI Regional Initiatives Fund 1号、デジタル領域でのプロダクト開発支援事業を運営するフラーに出資
KDDI株式会社
2021年3月19日
KDDIは、地方創生を推進する地元企業やベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Regional Initiatives Fund 1号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社、以下KRIF1号) を通じて、デジタル領域でのプロダクト開発支援事業を運営するフラー株式会社 (所在地: 新潟県新潟市、代表取締役会長: 渋谷 修太、代表取締役社長: 山﨑 将司、以下 フラー) に出資を行いました。
本出資は、KDDIとフラーが2021年1月7日に締結した地方創生を推進する業務提携 (注) に伴い実施します。
フラーは、企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) 支援の事業推進に加え、独立行政法人国立高等専門学校機構長岡工業高等専門学校 (所在地: 新潟県長岡市、校長: 原田 信弘) でのICT授業の実施や、新潟ベンチャー協会でのベンチャー育成支援を行うなど、これまでも地域の人財育成に精力的に取り組んでおります。今後、さらに取り組みを加速するため、KDDIが持つ5G通信やIoT、AIなどのアセットやベンチャーネットワークも活用し、両社が連携して取り組むことで、地域産業のDX推進と地域人財育成などを行います。
(参考)
■フラー 会社概要
■フラーの取り組み
フラーは、2011年11月に茨城県つくば市で創業しました。2014年10月に本社をつくば市から千葉県柏市の柏の葉キャンパスに移転。2020年11月15日には柏の葉本社と新潟本社の二本社体制としました。地域貢献への想い、昨今の地方回帰の趨勢、人材確保を通じた最良のモノづくり、メンバーのライフスタイル支援など、さまざまな面から本社のあり方を見直し、両社の特長を最大限に活かした経営により、中長期的な成長を図っています。
フラーは創業以来、モバイルの扱い方とデータの読み解きを核に、顧客の価値の向上を目指したビジネスモデルの企画や競合調査、アプリケーションの開発・運用・利用分析・レポート提供まで、一貫して顧客のモバイルビジネス成功を支援する事業を展開しています。
本社を置く新潟と柏の葉を軸に、地域経済の活性化とデジタル戦略推進に注力しており、将来的には新潟以外の地域に向けても取り組みを拡大し、日本からITの地域格差をなくすことを目指していきます。
■KDDIの取り組み
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~地方・都市の持続的発展~、~次世代の育成~」に該当します。
<命・暮らし・心をつなぐ「KDDI Sustainable Action」>
■KDDIの地方創生
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生および教育事業に取り組んでいます。人財育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。地域や企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。
<KDDIが目指す地方創生の姿>