長野県塩尻市とKDDI、市の職員を対象としたDX人材育成を開始
~長野県内の自治体で初めての取り組み~
長野県塩尻市
KDDI株式会社
2021年12月21日
長野県塩尻市 (市長: 小口利幸) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) は、2021年12月21日から、塩尻市の職員を対象としたデジタルトランスフォーメーション (以下 DX) 人材育成の取り組みを開始します。同市におけるDX推進が目的で、長野県内自治体としては初めて (注1) の取り組みです。
塩尻市では、「塩尻市デジタル・トランスフォーメーション戦略」に基づき、「誰からも喜ばれるスマート田園都市しおじり」の理念のもと、デジタル技術による行政サービスや働き方の抜本的改革に取り組むとともに、デジタル技術を駆使した都市機能の向上により、住民の多様なライフスタイルに寄り添える地域社会の実現を目指しています。
KDDIは、こうした取り組みをさらに加速するべく、KDDIグループの株式会社ディジタルグロースアカデミア (注2) のDX人材育成コンテンツを活用し、職員の意識改革とデジタルリテラシー向上を目的とした各種施策を実施します。2021年度はトライアル期間と位置付け、実施内容の効果を検証し、次年度以降の本格展開を推進します。
■2021年度トライアル施策
1. 基礎研修
塩尻市職員約400名を対象とし、地方自治体における取り組み事例を踏まえ、なぜデジタル知識を学ぶ必要があるのかを理解し、DX学習のマインドを醸成します。
2. アセスメント
塩尻市職員約400名を対象とし、DXに取り組む適性 (コンピテンシー) とデジタル知識 (リテラシー) を測定します。研修プログラムや継続的な効果測定に活用します。
3. リーダー研修
アセスメント結果をもとに、DXプロジェクトの企画、デジタル知識、データ利活用方法など、職掌に応じたプログラムでスキル向上を図ります。
(参考)
■塩尻市について
塩尻市 (しおじりし) は、松本盆地の南端、長野県のほぼ中央に位置し、太平洋側と日本海側の交通が交差する交通の要衝として発展してきました。特産のぶどうが生み出すワインは世界にその名を知られ、奈良井宿の町並みや木曽漆器が歴史と伝統を今日に伝えています。基幹産業の製造業は、市内に、最先端の技術、人材、拠点施設などが集積し、高い製造品出荷額を誇るなど、市内産業を牽引しており"ものづくり"のまちでもあります。
近年は、塩尻MaaSプロジェクトや自営型テレワーク推進など、官民連携による地域課題解決に果敢にチャレンジしています。
■KDDI株式会社について
KDDIは、これからも事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action~私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある~」を策定しました。
このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ~地方・都市の持続的発展~、~次世代の育成~、~パートナーシップ~」に該当します。
■株式会社ディジタルグロースアカデミアについて
ディジタルグロースアカデミアは、「デジタルを武器に、人と企業が成長し、日本に変革をもたらす」を掲げ、DX人材育成の最適な学びを提供し、すべての人と企業がデジタルを活用した飛躍的な成長を実現できるよう貢献しています。
■KDDIの地方創生
KDDIは、SDGsの達成に向け、事業を通じて解決する社会課題の一つとして、地方創生、および教育事業に取り組んでいます。人材育成、ICTを活かしたビジネスの知見やファンドを軸にした自治体、地域企業のサポートに加え、教育における地域格差を解消するための環境整備もあわせて推進していきます。
地域や自治体、企業とのパートナーシップにより、サステナブルなビジネスモデルを構築し、課題を持続的、継続的に解決できる「地域の明日」を創っていきます。
<KDDIの目指す地方創生の姿>