【三重県桑名市】国土交通省の実証調査事業に採択
自動運転レベル4の実現に向けた実証実験を実施します
三重県桑名市
三重交通株式会社
長島観光開発株式会社
アイサンテクノロジー株式会社
A-Drive株式会社
株式会社ティアフォー
三菱電機株式会社
損害保険ジャパン株式会社
KDDI株式会社
2023年10月12日
三重県桑名市(市長:伊藤 徳宇)、三重交通株式会社(本社:三重県津市、取締役社長:田端 英明)、長島観光開発株式会社(本社:三重県桑名市、代表取締役社長:舟橋 純)、アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)、A-Drive株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:岡部 定勝)、株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:武田 一哉)、三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:漆間 啓)、損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:白川 儀一)、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠)は、国土交通省の地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)に事業提案したところ採択されましたので、同事業の趣旨に則り、将来的な自動運転レベル4を活用した移動サービスの実現に向けた実証実験を実施します。
1. 背景
桑名市では、少子・高齢化に伴う運転手不足への対応、慢性的な交通渋滞の緩和、交通に起因する環境負荷の低減といった地域交通を取り巻く課題を抱えており、市内の交通空白地を解消しつつ、安全かつ円滑で持続可能な地域公共交通手段を確保していくため、これまで自動運転の実用化に向けた取り組みを実施してきました。
また、国においては政府目標としてレベル4自動運転に向けて、多様なエリアで、多様な車両を用いた無人自動運転サービスを2025年度までに50カ所以上、2027年度までに100カ所以上で実現させるためのマイルストーンを定めて、着実にステップを進展させています。
こうした中、桑名市はこれまでの実証実験で構築した官民・地域の連携体制を活用し、将来的に自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスを構築することを目的とした事業計画を国に提案したところ採択されました。
2. 事業概要
3. 実証実験の特徴
運行状況の正確な把握や効率的な車両運行を目指し、三菱電機株式会社が提供する運行管制システムにて車両の配車・運行管理を実施します。また、どなたでも利用しやすい固定型デマンド端末を設置し、利用者の乗車申込を受付、運行管制システムから自動運転車両へ自動で運行指示をします。
さらに、社会実装を見据え、三重交通株式会社にて、運行管制システムを利用し、遠隔から運行状況を監視することで、安全運行に寄与いたします。
<運行管制システム全体像>
4. 事業実施体制
企業名など | 主な役割 |
---|---|
桑名市役所 | 事業全体の企画、進捗管理、成果測定など |
三重交通株式会社 | 自動運転車両の遠隔管制、車両運行管理、交通ビジネス検討 |
長島観光開発株式会社 | レベル4自動運転移動サービスの検討、実証フィールドの提供 |
アイサンテクノロジー株式会社 | 自動運転実証実験運営、高精度3D地図の提供 |
A-Drive株式会社 | 自動運転社会実装コンサルティング 事業性検証 |
株式会社ティアフォー | 自動運転車両の提供、自動運転に係る技術支援 |
三菱電機株式会社 | 予約システムおよび運行管制システムの提供 |
損害保険ジャパン株式会社 | 自動運転リスクアセスメント(事故の予防)第3者評価 |
KDDI株式会社 | 自動運転車両ならびに遠隔監視システムとの通信提供 |