両備ホールディングス、中国バス、KDDI、スマホ1つでバス乗車を可能にする実証実験を開始
~地域交通におけるキャッシュレスサービスの新たな選択肢~
KDDI株式会社
2023年10月16日
KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠、以下 KDDI)は、両備ホールディングス株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之、以下 両備バス)、株式会社中国バス(本社:広島県福山市、代表取締役:山田 英夫、以下 中国バス)とともに、2023年10月18日から2024年1月31日まで、両備バスおよび中国バスのエリアにおけるキャッシュレスサービスの新たな選択肢として、スマートフォン1つでスムーズな路線バスの乗降車が可能になるサービスの実証実験(以下 本実証実験)を実施します。
本実証実験では、バス車内に設置されたNFCタグにスマートフォンをかざすだけで、両備バスの玉野渋川特急線および中国バスの大門線(東部ゾーンバス)のバスのご利用・決済が可能な「スマホタッチ支払い」(以下 本サービス)を提供し、利用者・事業者における受容性と効果を検証します。
都市部を中心に生活のさまざまなシーンでキャッシュレス化が進んでいます。交通系ICカードはその有効な手段である一方、利用者減少などにより特に厳しい経営環境にある地方部においては、導入・維持コスト負担が大きく、地域の足として住民の暮らしを支える交通事業者が導入に踏み切りにくい背景があります。
両備バスおよび中国バスは現在交通系ICカードを導入していますが、地域ICカードのサービスアップと利用促進の可能性を検証すべく、本実証実験に至りました。
本サービスは、車両ごとのICカードリーダーの導入が不要な機器構成であり、キャッシュレス決済による利便性向上と維持コスト削減の両立を実現します。実証期間中には運賃割引も実施し、地域住民の利用促進を図ります。
<運賃割引について>
実証実験を通じて、本サービスの受容性・効果を検証するとともに、今後の本格提供に向けて検討を深める予定です。
■本システムについて
1. 特長
2. バスでの利用イメージ
- バスの乗降時に、車内設置のNFCタグにスマートフォンをかざすと、バスの位置情報とスマートフォンの情報がクラウドシステム上で連携し、乗車バス停、降車バス停を推定します。
- 乗降バス停情報から区間運賃を計算し、登録されたクレジットカードから運賃が引き落とされます。
3. 提供期間・利用方法・対象区間
提供期間 |
2023年10月18日(水)~2024年1月31日(水) |
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利用方法 |
<事前準備> <「スマホタッチ支払い」専用URL> <乗車方法> |
NFCタグイメージ |
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対象区間 | |
対象決済サービス | クレジットカード |
推奨環境 |